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第95期年次株主通信第95期年次株主通信

株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

昨今、世界各国で、食の多様化は進んでおり、地球環境などへの配慮や様々な事情から植物性食品を求める声は高まっています。当社グループの目指すべき社会貢献の一つは、植物性素材にこだわり「おいしくて体によい」製品による豊富なメニューの提供で、消費者の「食の選択肢をひろげる」ことです。

不二製油グループは創業以来、パームや大豆を中心に植物性素材を追求し、世の中の困りごとを解決する製品を創出し続けることで成長してきました。社会課題解決の発想のもと植物性素材を研究することは、不二製油グループが挑戦と革新を繰り返し培ってきたDNAの一つです。

また、「人まねをしない」の精神で事業に取り組んできましたが、自社だけでできることは限られています。これからの時代に生き残るためには、社会課題の解決に向けてステークホルダーと協力し、知恵を出し刺激し合うことが必要であり、そうした「共創」が新たな価値創出につながると確信しています。

“Where there’s a will, there’s a way.(意志あるところに道は拓ける)” という格言にあるように、これからもステークホルダーの皆様との共創を通じ、世の中に必要な会社であり続けられるよう、挑戦を続けていきます。

株主の皆様におかれましては、引き続きご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

連結財務ハイライト2022.4.1-2023.3.31

売上高

5,57410百万円

営業利益

10940百万円

経常利益

9690百万円

親会社株主に帰属する
当期純利益

6126百万円

ROE
(自己資本利益率)

3.1%

ROA
(総資本利益率)

2.2%

1株当たり
年間配当金

52

当連結会計年度は、新型コロナウイルス感染症影響下から経済活動の正常化が進んだものの、世界的なインフレの進行と、インフレに対応した金融政策などにより先行き不透明な情勢が続きました。

原材料価格につきましては、主原料であるパーム油や大豆では、ウクライナ情勢やインドネシアのパーム油輸出制限の影響等により、期初において高騰したものの、下期にかけては高値圏を脱し安定的に推移しました。加えて、物流費や人件費等の上昇、日本においては円安の影響により、生産コストは増加しました。

当社グループは、今期から2024年度までの3ヵ年の新中期経営計画「Reborn 2024」を策定しました。「事業基盤の強化」、「グローバル経営管理の強化」、「サステナビリティの深化」を基本方針として、販売価格の適正化による基礎収益力の復元や事業軸管理の強化、サステナブル調達による差別化等を進めることで、企業価値向上への取り組みを進めております。

以上の結果、当連結会計年度における経営成績は、ご覧のとおりとなりました。

グラフで見る

売上高(百万円)

営業利益(百万円)/営業利益率(%)

経常利益(百万円)

親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)

ROE(%)/ROA(%)

1株当たり年間配当⾦(円)/年間配当性向(%)

事業別で見る

植物性油脂事業

連結売上高構成比
36.5%
売上高
2,03448百万円

業務用チョコレート事業

連結売上高構成比
40.9%
売上高
2,28513百万円

乳化・発酵素材事業

連結売上高構成比
16.4%
売上高
91164百万円

大豆加工素材事業

連結売上高構成比
6.2%
売上高
34284百万円

グラフで見る

植物性油脂事業

連結売上高構成比36.5%

業務用チョコレート事業

連結売上高構成比40.9%

乳化・発酵素材事業

連結売上高構成比16.4%

大豆加工素材事業

連結売上高構成比6.2%