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廃棄物の削減

マネジメント情報

事業活動との関わり

不二製油グループは事業特性上、生産工程において廃棄物を排出しています。その多くは各工場からの排水に含まれる汚泥や、油脂事業の精製工程で不純物を吸着させた後に発生する廃白土です。廃棄物の削減に取り組むことは事業活動に必要な資材やエネルギー資源を効率的に活用することにつながり、環境保全活動全般に寄与すると同時に原価削減にもなる重要な取り組みです。また、サーキュラーエコノミーの浸透に伴い廃棄物の削減、資源の再利用の重要性は今後高まると認識しています。

考え方

不二製油グループは、「環境基本方針※1」に基づいて、製品の製造工程における廃棄物削減に取り組んでいます。2030年に達成を目指す「環境ビジョン2030※2」において、グループ全体での廃棄物の削減についてコミットメントを表明しています。

推進体制

廃棄物の削減については、最高ESG経営責任者(C“ESG”O)の管掌のもとで取り組みを推進しています。また、ESGマテリアリティ※1の一つとして、取締役会の諮問機関であるESG委員会※2において進捗や成果を確認しています。ESG委員会の結果については取締役会に対して報告し、取締役会のレビューを受けています。

目標・実績

2030年目標※1 2020年度実績※1 達成率
原単位※2で10%削減(グループ全体※3 1%増加 0%
再資源化率99.8%以上を維持(国内グループ会社) 99.37% 未達成
  • ※ 2030年目標に対する実績の考察については、以下のURLをご参照ください。

    https://www.fujioilholdings.com/sustainability/environment/management/

  • ※1 基準年:2016年度
  • ※2 生産量当たりの廃棄物量
  • ※3 廃棄物量は、インダストリアル フード サービシズ(オーストラリア)は除く。

〇:目標に対して90%以上達成、△:目標に対して60%以上達成、×:60%未満

2020年度目標 2020年度実績 自己評価
「環境ビジョン2030」の達成に向けて、各社への啓発活動やサポートによる削減推進
  • 各グループ会社に対する2019年度のCO2、水、廃棄物排出量を含む環境データのフィードバック、および好事例の横展開。
  • 各グループ会社から排出される廃棄物の分類を整理。
  • 環境監査を通じ、廃棄物削減の考え方の意識向上を図った。
環境データ収集のシステムの導入 システムの基本設計は完了。2021年度に導入予定。 ×

考察

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、グループ会社への海外渡航を伴う直接的な啓発活動は実施できませんでしたが、現地の方にウェアラブルカメラを装着し現場に入っていただき、ライブ動画を通じてコミュニケーションをとることでグループ会社の意識向上を図りました。環境データ収集については、システム基本設計に注力しました。

  • ※ ウェアラブルカメラ:体に装着しハンズフリーで撮影するカメラ。

年間廃棄物総排出量と原単位推移

国内グループ会社年間廃棄物総排出量と再資源化率

Next Step

廃棄物の排出削減促進のためには従業員各人の意識向上が重要です。その対策として、以下の2021年度目標に取り組んでまいります。

  • 環境ビジョン2030の社内浸透
  • 環境監査を通じた廃棄物の削減活動のレベルアップ
  • 廃棄物の削減戦略を立てやすい環境の整備(担当者がタイムリーかつ容易に廃棄物関連データを確認できるデータ収集のシステム導入、動植物性残渣の有効利用方法および産業廃棄物の有価物化の取り組み事例の横展開)
  • ※ 動植物性残渣:おからや製品サンプルなどの廃棄物。

具体的な取り組み

廃棄物削減の取り組み

2020年度の各グループ会社における主な取り組みは以下のとおりです。

  • オーム乳業(株)では廃木材のリサイクル化に取り組みました。
  • (株)フジサニーフーズでは在庫管理を徹底し、回転率を上昇させる活動やアイテム数の見直しを行うことで製品廃棄量の削減に取り組みました。
  • 巴洛美巧克力製造(上海)有限公司(中国)では見込み生産から受注生産へシフトすることで、賞味期限切れによる製品廃棄量を削減しました。
  • 上海旭洋緑色食品有限公司(中国)では製品の不良率を改善することで、製品廃棄から発生する汚泥量の削減につなげました。また、廃棄物中の水分を除去し固体に加工することで廃棄物量を削減しました。
  • フジ ベジタブル オイル(米国)ではパレットのリサイクルを開始しました。
  • ブラマー チョコレート カンパニー(米国)では廃棄していたカカオの殻を再利用できるようになりました。

食品リサイクルの取り組み

国内グループ会社では「食品リサイクル法」に基づき、食品廃棄物の再利用に取り組んでいます。2020年度のリサイクル率は昨年同等の99.3%となりました。国内グループ会社での生産量が対前年で減少したことに伴って、2020年度の食品廃棄物の発生量は約33,026トンとなり、前年度に比べ約1,384トン減少(4%削減)しました。
同法が食品製造業界に対して設定している目標は「食品循環資源の再生利用等(食品リサイクル)の実施率95%を達成」することですが、不二製油グループでは目標設定当初の2007年度から97.3%以上の高い実施率を達成し、その後も維持し続けています。しかしながら、生産の拡大により絶対量が増えることを将来発生し得る課題として認識し、副産物の利用方法の開発などにより高水準を維持してまいります。

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