ニュースリリース
2022年3月期 第3四半期 決算
2022年2月8日
(注)本決算中の金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
2月8日(火)に2022年3月期第3四半期決算を発表いたしました。概要は次の通りです。詳細は決算短信(PDF)をご覧ください。
1. 2022年3月期 第3四半期の連結業績 (2021年4月1日~2021年12月31日)
連結経営成績(累計)
(%表示は、対前年同四半期増減率)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する 四半期純利益 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
百万円 | (%) | 百万円 | (%) | 百万円 | (%) | 百万円 | (%) | |
2022年 3月期 第3四半期 | 319,936 | 17.1 | 11,923 | △11.8 | 11,752 | △8.7 | 9,368 | 8.8 |
2021年 3月期 第3四半期 | 273,144 | △6.3 | 13,522 | △18.7 | 12,865 | △14.9 | 8,613 | △28.4 |
(注) 包括利益 2022年3月期第3四半期 19,500百万(373.2%) 2021年3月期第3四半期 4,121百万円(△16.8%)
2022年3月期第3四半期 連結業績ハイライト
売上高は、販売数量の増加および、原料上昇による販売価格の上昇により全セグメントで増収となった。営業利益は、販売数量の増加による増益要因はあったものの、前年度に計上したカカオ先物益の剥落に加え、新工場の稼働による費用、物流費、人件費の上昇などにより減益となった。
2022年3月期第3四半期 セグメント別ハイライト
植物性油脂事業
売上高は、主原料のパームの価格上昇に伴う販売価格の上昇に加え、新型コロナウイルス感染症の影響からの需要の回復による販売数量の伸長により、大幅な増収となりました。営業利益は、原材料価格の高騰による採算性の低下に加え、北米新工場の稼働開始に伴う減価償却費等の費用の増加などはありましたが、経済活動の再開による販売数量の回復、東南アジアや欧州でのチョコレート用油脂などの販売数量の伸長などにより増益となりました。
業務用チョコレート事業
売上高は、販売数量の増加や原材料価格の上昇に伴う販売価格の上昇により、大幅な増収となりました。営業利益は、販売数量の増加による増益効果はあったものの、前年同期に計上したBlommer Chocolate Companyの先物益の剥落を主因に、減益となりました。
乳化・発酵素材事業
売上高は、国内連結子会社の連結除外に伴う減少の影響はありましたが、原材料価格の上昇に伴う販売価格の上昇に加え、販売数量の回復により増収となりました。営業利益は、日本での販売数量の回復を主因とした増益要因はありましたが、東南アジアでの工場統合による費用の増加や、中国での原材料価格の上昇による採算性の低下により、減益となりました。
大豆加工素材事業
売上高は、原材料価格の上昇に伴う販売価格の上昇に加え、大豆たん白素材の堅調な販売により、増収となりました。営業利益は、原材料価格の上昇に伴う採算性の低下に加え、千葉工場や欧州新工場建設等に伴う費用の増加により、減益となりました。
2022年3月期第3四半期累計 セグメント別業績
単位:百万円 | 2021年3月期 第3四半期 | 2022年3月期 第3四半期 | 増減額 |
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売上高 | 273,144 | 319,936 | +46,791 |
植物性油脂事業 | 72,163 | 96,435 | +24,272 |
業務用チョコレート事業 | 122,094 | 137,822 | +15,727 |
乳化・発酵素材事業 | 53,593 | 59,488 | +5,894 |
大豆たん白素材事業 | 25,292 | 26,189 | +896 |
営業利益 | 13,522 | 11,923 | △1,598 |
植物性油脂事業 | 5,586 | 5,665 | +79 |
業務用チョコレート事業 | 5,445 | 5,241 | △203 |
乳化・発酵素材事業 | 2,208 | 1,648 | △559 |
大豆たん白素材事業 | 2,938 | 2,102 | △835 |
連結調整・グループ管理費用 | △2,656 | △2,735 | △78 |
※2021年度より豆乳およびUSS豆乳製品は、大豆加工素材事業から乳化・発酵素材事業に含めており、2021年3月期第3四半期は遡及修正済みの値を記載。
主要KPI
2021年3月期 第3四半期 | 2022年3月期 第3四半期 | 増減額 | |
---|---|---|---|
ROE | 7.5% | 7.3% | △0.2 |
ROA | 4.7% | 4.0% | △0.7 |
ROIC | 3.9% | 3.4% | △0.6 |
Net D/E レシオ | 0.67倍 | 0.71倍 | +0.04 |
CCC | 110日 | 110日 | - |
2. 2022年3月期の連結業績予想 (2021年4月1日~2022年3月31日)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する 当期純利益 | 1株当たり 当期純利益 | |||||
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百万円 | (%) | 百万円 | (%) | 百万円 | (%) | 百万円 | (%) | 円 銭 | |
通期 | 430,000 | 17.9 | 15,000 | △16.3 | 14,500 | △17.5 | 11,500 | 4.4 | 133.79 |
2022年3月期 連結業績予想
通期の業績予想につきましては、パーム油や大豆相場の高騰により、コスト上昇に見合った販売価格の適正化を進めておりますが、価格改定時期の遅れや欧米を中心とした物流混乱による物流費、燃料費の上昇に加え、主に米国での人件費の上昇が想定を上回って推移しております。引き続き販売価格の適正化への注力に加え、生産性の改善をはじめとするコスト削減や経費削減を行って参りますが、急激なコスト上昇を吸収することが難しい状況となっており、2022年3月期の業績予想を上記の通り修正いたします。