ニュースリリース
2019年3月期 第2四半期 決算
2018年11月6日
(注)本決算中の金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
2019年3月期第2四半期決算を 11月 6日(火)午後、東京証券取引所記者クラブで発表いたしました。概要は次の通りです。詳細は決算短信(PDF)をご覧ください。
2019年3月期 第2四半期の連結業績(2018年4月1日~2018年9月30日)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する 四半期純利益 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
百万円 | (%) | 百万円 | (%) | 百万円 | (%) | 百万円 | (%) | |
2019年 3月期 第2四半期 | 147,143 | △1.7 | 9,478 | 0.9 | 9,534 | 3.5 | 4,386 | △24.4 |
2018年 3月期 第2四半期 | 149,645 | 5.9 | 9,393 | 2.2 | 9,208 | 1.7 | 5,801 | △5.7 |
(注)包括利益 2019年3月期第2四半期 △658百万円(―%) 2018年3月期第2四半期 4,670百万円(―%)
経営成績等の概況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、自然災害の影響などから景況感の悪化が足元で見られるものの、堅調な雇用・所得回復を背景に消費は回復基調を持続、緩やかに増加する輸出を受けて企業収益も堅調で、景気は回復を続けております。米国は良好な雇用・所得環境による堅調な個人消費、中国向けで減速も他地域向けが底堅く推移する輸出、税制改革の効果を受けた増勢の企業収益などから堅調な成長を見せております。欧州は輸出の回復ペースに弱さはあるものの、雇用環境の改善を背景にした個人消費の回復が下支えし、景気は底堅い推移を示しております。中国は堅調な消費に支えられながらも貿易摩擦などを背景に景気は減速傾向となっております。
この様な状況の中、当社グループは、世界的な人口増加、健康志向の拡大、高齢化への対応といった社会が直面する課題を植物素材を用いた食の力で解決する“Plant-Based Food Solutions”を掲げ、推進しております。また、中期経営計画「Towards a Further Leap 2020」(2017年度~2020年度)の2年目にあたり、持続的な成長を果たすため重要な土台づくりの期間として、「コアコンピタンスの強化」「大豆事業の成長」「機能性高付加価値事業の展開」「コストダウンとグローバルスタンダードへの統一」を主軸とした成長戦略を推進し、大きく変化する市場を捉え、成長する市場・強みを発揮できる市場に展開を図ってまいりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における経営成績は、売上高は1,471億43百万円(前年同期比1.7%減)、営業利益は94億78百万円(前年同期比0.9%増)、経常利益は95億34百万円(前年同期比3.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は43億86百万円(前年同期比24.4%減)となりました。
セグメントの経営成績を示すと、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より報告セグメントの変更を行っております。詳細は、「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項(セグメント情報等) Ⅱ 当第2四半期連結累計期間」の「3.報告セグメントの変更等に関する事項」を参照下さい。以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後の算定方法および変更後のセグメント区分にて組み替えた数値で比較をしております。
油脂部門
売上高は、国内市場ではフライ用油脂などで採算を重視した販売を進める中、流通菓子市場向けに数量が増加するなどし、微増となりました。海外市場では米州で年初の寒波による工場操業停止の影響や採算を重視した販売により減少しました。利益面は、海外市場では上記減収要因などにより減益となりましたが、国内市場では採算を重視した販売などによる採算改善により大幅な増益となりました。
以上の結果、当部門の売上高は545億41百万円(前年同期比1.0%減)、セグメント利益(営業利益)は35億59百万円(前年同期比12.8%増)となりました。
製菓・製パン素材部門
売上高は、国内市場ではチョコレート、フィリング製品が減少し、海外市場では中国でマーガリン、フィリング製品の販売が引き続き大幅に増加しましたが、ブラジルが為替変動要因を主として減少するなどし、僅かに減収となりました。利益面は、国内市場ではチョコレート製品が採算改善、海外市場では中国の販売好調に加え、ブラジルでの採算改善、たな卸資産の未実現利益の実現による連結調整上の増益要因がありましたが、アジアでの調製品の採算悪化により、僅かに減益となりました。
以上の結果、当部門の売上高は744億78百万円(前年同期比0.6%減)、セグメント利益(営業利益)は57億55百万円(前年同期比0.4%減)となりました。
大豆部門
売上高は、国内市場では大豆たん白素材が健康食品や惣菜加工品向け販売で増加しましたが、大豆たん白食品の販売減少などにより、減収となりました。海外市場(中国)では増収となりました。利益面は、海外で改善しましたが、国内市場での大豆たん白食品の販売減少により、減益となりました。
以上の結果、当部門の売上高は181億23百万円(前年同期比7.5%減)、セグメント利益(営業利益)は17億26百万円(前年同期比15.0%減)となりました。
2019年3月期の連結業績予想 (2018年4月1日~2019年3月31日)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主 に帰属する 当期純利益 | 1株当たり 当期純利益 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
百万円 | (%) | 百万円 | (%) | 百万円 | (%) | 百万円 | (%) | 円 銭 | |
通期 | 312,000 | 1.4 | 21,300 | 4.0 | 20,700 | 3.6 | 14,000 | 1.9 | 162.87 |
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:有
売上高については、油脂部門の海外グループ会社における採算を重視した販売による減少、製菓・製パン素材部門の海外グループ会社における為替影響を主要因として、当初予想を下回る見込みとなったことから、2019年3月期通期業績予想を修正しております。利益については、第2四半期連結累計期間の実績および足元の業績動向を踏まえて、当初予想から修正しておりません。
- 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に対する記述は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因により予想値とは異なる可能性があります。
以上