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決算

不二製油グループ本社

2019年3月期 第1四半期 決算

2018年8月7日

(注)本決算中の金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。

2019年3月期第1四半期決算を 8月 7日(火)午後、東京証券取引所記者クラブで発表いたしました。概要は次の通りです。詳細は決算短信(PDF)をご覧ください。

2019年3月期 第1四半期の連結業績 (2018年4月1日~2018年6月30日)

連結経営成績(累計)

(%表示は、対前年同四半期増減率)

  売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する
四半期純利益
百万円 (%) 百万円 (%) 百万円 (%) 百万円 (%)
2019年 3月期
第1四半期
76,434 △1.2 5,826 7.7 5,734 7.8 3,486 3.8
2018年 3月期
第1四半期
77,366 7.8 5,411 11.3 5,321 10.1 3,360 1.4

(注) 包括利益 2019年3月期第1四半期 44百万円(△98.2%) 2018年3月期第1四半期 2,512百万円(108.3%)

経営成績等の概況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、堅調な雇用・所得回復を背景に消費は持ち直し傾向となり、緩やかに増加する輸出を受け企業収益も堅調で、景気は回復基調を続けております。米国は良好な雇用・所得環境による堅調な個人消費、及び内外需要の改善や税制改革の効果を受けた増勢の企業収益により順調に拡大しております。欧州は輸出に弱含み局面が見られましたが、雇用環境の改善を背景にした個人消費の回復が下支えし、景気は底堅い推移を見せました。中国は個人消費の伸びが若干減速傾向となりましたが、堅調な成長が継続しております。
 また、当社グループ事業を取り巻く環境は、食に対するニーズの多様化が進展、新しい食の価値が求められる一方、品質、価格競争力の向上も一段と求められる中、ESGの観点や、持続可能な社会を実現するための社会的責任を踏まえた事業活動がますます重要となる状況にあります。
 この様な状況の中、当社グループは、世界的な人口増加、健康志向の拡大、高齢化への対応といった社会が直面する課題を植物素材を用いた食の力で解決する“Plant-Based Food Solutions”を掲げ、推進しております。自己改革を推進してサステナブルに成長するグローバル企業を目指すために、このSolutionsを通し、「おいしさと健康」でお客様と社会に価値を提供し、人と地球の健康という課題に対応することが、重要であると考えております。中期経営計画「Towards a Further Leap 2020」(2017年度~2020年度)の2年目にあたり、持続的な成長を果たすため重要な土台づくりの期間として、「コアコンピタンスの強化」「大豆事業の成長」「機能性高付加価値事業の展開」「コストダウンとグローバルスタンダードへの統一」を主軸とした成長戦略を推進し、大きく変化する市場を捉え、成長する市場・強みを発揮できる市場に展開を図ってまいりました。
 以上の結果、当第1四半期連結累計期間における経営成績は、売上高は764億34百万円(前年同期比1.2%減)、営業利益は58億26百万円(前年同期比7.7%増)、経常利益は57億34百万円(前年同期比7.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は34億86百万円(前年同期比3.8%増)となりました。

 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
 なお、当第1四半期連結会計期間より報告セグメントの変更を行っております。詳細は、「2.四半期連結財務諸表及び主な注記 (4) 四半期連結財務諸表に関する注記事項 (セグメント情報等) Ⅱ 当第1四半期累計期間」の「3.報告セグメントの変更等に関する事項」を参照下さい。以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後の算定方法および変更後のセグメント区分にて組み替えた数値で比較をしております。

油脂部門

 売上高は、国内市場ではフライ用油脂など採算を重視した販売により減収となりました。また、海外市場では米州のチョコレート用油脂の販売が、年初の寒波による工場操業停止の影響などにより、微減となりました。利益面は、海外市場では上記減収要因により減益となりましたが、国内市場では採算を重視した販売などによる採算改善により大幅に増益となりました。
 以上の結果、当部門の売上高は278億25百万円(前年同期比1.3%減)、セグメント利益(営業利益)は15億96百万円(前年同期比8.3%増)となりました。

製菓・製パン素材部門

 売上高は、国内市場では土産菓子市場向けを中心にチョコレートが増加、調製品も伸長しましたが、マーガリン、フィリング製品が減少したことなどにより微減となりました。海外市場ではブラジルが現地通貨では増加も為替変動により円貨で減少しましたが、中国でマーガリン、フィリング製品の販売が引き続き大きく伸長したことから、増収となりました。利益面は、国内市場でのフィリングやアジアでの調製品などの不調による減益がありましたが、国内市場でのチョコレートの伸長や中国における販売好調、ブラジルでの採算改善に加え、たな卸資産の未実現利益の実現による連結調整上の要因があり、増益となりました。
 以上の結果、当部門の売上高は396億61百万円(前年同期比0.6%増)、セグメント利益(営業利益)は41億82百万円(前年同期比13.3%増)となりました。

大豆部門

 売上高は、国内市場では大豆たん白素材が健康食品や惣菜加工品向け販売で増加しましたが、機能剤の販売減少、大豆たん白食品の採算を重視した販売や冷凍豆腐の販売減少などにより、減収となりました。海外市場(中国)では増収となりました。利益面は、海外で改善しましたが、国内市場での機能剤、大豆たん白食品の販売減少により、減益となりました。
 以上の結果、当部門の売上高は89億47百万円(前年同期比8.3%減)、セグメント利益(営業利益)は8億80百万円(前年同期比17.6%減)となりました。

2019年3月期の連結業績予想 (2018年4月1日~2019年3月31日)

(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)

  売上高 営業利益 経常利益 親会社株主
に帰属する
当期純利益
1株当たり
当期純利益
百万円 (%) 百万円 (%) 百万円 (%) 百万円 (%) 円 銭
第2四半期(累計) 155,000 3.6 9,700 3.3 9,400 2.1 5,800 △0.0 67.47
通期 322,000 4.7 21,300 4.0 20,700 3.6 14,000 1.9 162.87
  • 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
    本資料に記載されている業績見通し等の将来に対する記述は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因により予想値とは異なる可能性があります。

以上