ニュースリリース
2017年5月9日2017年3月期 決算
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(注)本決算中の金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
2017年3月期 決算を 5月 9日(火)午後、東京証券取引所記者クラブで発表いたしました。概要は次の通りです。詳細は決算短信(PDF)をご覧ください。
2017年3月期 の連結業績 (2016年4月1日~2017年3月31日)
連結経営成績
(%表示は、対前期増減率)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する 当期純利益 |
|||||
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百万円 | (%) | 百万円 | (%) | 百万円 | (%) | 百万円 | (%) | |
2017年 3月期 | 292,547 | 1.7 | 19,694 | 16.9 | 19,712 | 39.6 | 12,105 | 31.2 |
2016年 3月期 | 287,537 | 5.7 | 16,840 | 18.5 | 14,121 | 5.3 | 9,227 | △1.1 |
(注) 包括利益 2017年3月期 14,354百万円(―%) 2016年3月期△344百万円(―%)
2017年3月期の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得情勢は堅調に推移し、個人消費の回復の鈍さはあるものの、企業収益の回復により、景気は緩やかな回復基調となっております。米国は新政権後の株高などの一服感はあるものの、内外需要の回復を背景に緩やかに拡大しております。欧州は英国の欧州連合(EU)離脱影響の不透明な状況はあるものの、個人消費の回復や輸出が復調しつつあり景気回復が続いております。中国や新興国は経済成長の鈍化がみられるものの、資源商品市況の回復などにより景気は緩やかに回復しております。
この様な状況の中、当社グループは昨年策定したローリング中期経営計画「ルネサンス不二2018」から2017年2月に、2017年度から2020年度までの4年間を対象期間とする固定式の中期経営計画「Towards a Further Leap2020」を策定し、基本方針である「サステナブル経営」「グローバル経営」「技術経営の推進・加速」を進めることで、大きく変化する市場を捉え、成長する市場・強みを発揮できる市場に展開を図ってまいりました。中期経営計画「Towards a Further Leap 2020」では、「コアコンピタンスの強化」「大豆事業の成長」「機能性高付加価値事業の展開」を主軸として成長戦略を推進し、さらに、持続的な成長を図るべく、コストダウンとグローバルスタンダードへの統一を進めております。
以上の結果、当連結会計年度における連結業績は、売上高は2,925億47百万円(前期比1.7%増)、営業利益は196億94百万円(前期比16.9%増)、経常利益は197億12百万円(前期比39.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は121億5百万円(前期比31.2%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
油脂部門
国内ではフライ油・製菓用油脂などのパーム油・チョコレート用油脂の販売拡販により売上高は増収となりました。また、海外においては、円高により海外グループ会社の円換算額の目減りがありましたが、米州でパーム油の販売が伸長したことにより、売上高は増収となりました。利益面では、販売が伸長したことやアジア・米州での採算性の向上により増益となりました。
以上の結果、当部門の売上高は1,093億61百万円(前期比0.5%増)、セグメント利益(営業利益)は64億17百万円(前期比0.3%増)となりました。
製菓・製パン素材部門
国内市場では業務用チョコレート・冷菓用チョコレートの販売が伸長しました。中国市場では引き続きフィリング製品の販売が順調に推移しました。また、ブラジル市場においては、前年度に連結子会社化したチョコレート製造販売会社であるハラルド社の売上高純増(前年度においてハラルド社の売上高は第3四半期より連結取り込み)や前年度に同社の株式取得費用を計上していたこともあり、増収・増益となりました。
以上の結果、当部門の売上高は1,439億60百万円(前期比4.1%増)、セグメント利益(営業利益)は105億86百万円(前期比15.3%増)となりました。
大豆たん白部門
大豆たん白素材は、食肉や加工食品市場向けで売上が減少し厳しい面はありましたが、健康食品市場向け販売が堅調であったことや、採算面の改善取り組みにより増益となりました。また、大豆たん白食品の即席あげや、大豆たん白機能剤の飲料用途向けの販売が伸長しました。但し、当部門全体の売上高につきましては、連結子会社トーラク(株)における小売向け豆乳販売事業の営業譲渡による売上高の減少要因により、当部門全体は減収となっております。利益面では、事業再構築やコスト削減による採算改善により増益となりました。
以上の結果、当部門の売上高は392億26百万円(前期比3.2%減)、セグメント利益(営業利益)は26億90百万円(前期比112.9%増)となりました。
2018年3月期の連結業績予想 (2017年4月1日~2018年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主 に帰属する 当期純利益 |
1株当たり 当期純利益 |
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百万円 | (%) | 百万円 | (%) | 百万円 | (%) | 百万円 | (%) | 円 銭 | |
第2四半期 (累計) |
148,000 | 4.7 | 8,500 | △7.6 | 8,400 | △7.3 | 5,500 | △10.6 | 63.98 |
通期 | 309,000 | 5.6 | 20,000 | 1.6 | 19,400 | △1.6 | 12,500 | 3.3 | 145.42 |
- 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に対する記述は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因により予想値とは異なる可能性があります。
利益配分に関する基本方針および当期・次期の配当
当社は株主の皆様への利益還元を経営の重要課題の一つとして認識をしております。株主配当につきましては、配当性向30%~40%の方針とし、安定的かつ継続的な配当を実施してまいります。内部留保金につきましては、企業価値の向上のために生産設備投資、新規事業投資および研究開発投資など成長戦略投資に活用してまいります。
また、自己株式の取得も機動的に検討してまいります。
上記方針に基づき、当期の期末配当金につきましては、株主の皆様からのご支援にお応えすべく、1株当たり22円とし、年間の配当金は44円とさせていただく予定であります。
また、次期の配当金につきましては、年間1株当たり44円を予定しております。
以上