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不二製油グループ本社

2017年 不二製油グループ本社社長年頭挨拶

2017年1月4日

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
 当社社長清水洋史による年頭挨拶を下記の通りご報告いたします。

代表取締役社長 清水 洋史

 新年、明けましておめでとうございます。
 昨年は台湾の政権交代に始まり、アメリカの大統領選挙、イタリア首相の辞任、またイギリスによるEU脱退など、政治、経済ともに変化の規模が大きく、予定不調和な「まさかの時代」が来たと言えます。



 不二製油グループも、まさかの大事を警戒しリスクマネジメントするだけではなく、何が起こってもおかしくないと想像力を働かせ、大事が来ることに備える必要があります。大事に備えるには、次の二つのことが必要です。一つは現場力を磨いて瞬時に対応する能力をもつ、もう一つは事態を予測して大事にびくともしない会社構造をつくることです。前者はこれまでの慣例が通用しない場合もあり、現場の判断力が問われます。私は日ごろから歴史観をもって物事をみなければならないと言っていますが、歴史を考えることはそれほど特殊なことではありません。自らが歩んできた歴史と社会、そして会社の変化を照らし合わせてみることから始めてもらいたい。パラダイムが変わると言われる時代を読む観察力が今ほど必要とされる時はありません。後者の会社構造は企業が生き残るための変革を指します。不二製油がホールディング体制に移行し一年余りですが、社会のうねり(変化)に対応できる変革は進んだのでしょうか。2016年度上期の業績は、過去最高の売上・利益を達成しました。おそらく今年度はよい成績になると思います。しかし果たして私たちの実力はどうなのでしょうか。チョコレートとチョコレート用油脂は不二製油グループのコアコンピタンスであり、大きくその部分に集中し収益を上げることができました。その意味では実力は上がっていますが、事業環境からの恩恵にあずかったことも大きな理由であったことは事実です。安心は慢心、過信を生みます。

 最初に昨年は社会を揺るがした大きな変化の年であったとお話ししましたが、一方で企業価値の根源でもあるお客様自身の大きな変化も認識しなければなりません。日本を含め先進国では「お客様は何が欲しいかわからない時代」と言われています。従ってお客様の解決すべき問題そのものを見つけることが重要になります。明確なニーズ(欲しいもの)があり、人口は増加し続け、市場も拡大し続けていたかつての日本は、その環境に適したモノを作り売ることで成り立ち、技術経営に集中することが効率的でした。しかし、戦後から高度成長、その後の経済危機、バブル、失われた25年を過ぎた今人々はモノだけでは満足しなくなりました。不二製油はもともと付加価値をつけた商品を販売していますが、その付加価値の内容も時代とともに変化しています。商品そのものだけでなく、商品を提供する時間と空間に対しても生活者は購入の動機としています。生活者の問題を解決する価値は何であるか。私たちは過去のビジネスモデルや成功例に頼ることから脱却しなければなりません。昨年、他国に向けた開発商品が当地で大ヒットし、日本に逆導入されるといったリバースイノベーションが起こりました。肉代替の植物素材に対して関心を示しているのが、食品業界よりむしろアメリカのシリコンバレーだったりします。パラダイムが大きく変わっているのです。

 そして2017年はさらなる社会、事業環境の変化が予想されます。不二製油グループ一丸となり、歴史観をもってともに前に進みましょう。

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