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お知らせ

不二製油グループ本社

責任あるパーム油調達に関する実施状況について

2016年11月25日

不二製油グループ本社株式会社は、2016年3月に策定した「責任あるパーム油調達方針」に則り、パーム油調達の実施状況を報告いたします。今後も引き続き持続可能なパーム油サプライチェーン構築に向け、目標の設定・定期的なモニタリング・積極的な情報の開示に努め、お取引先や関連するステークホルダーとの協働を推進します。

概要

2016年3月、不二製油グループ本社株式会社は、「責任あるパーム油調達方針」を策定し、公開しました。この調達方針は、サプライチェーンにおけるあらゆるパーム油について、森林破壊ゼロ、泥炭地開発ゼロ、および搾取ゼロを目指すことを約束するものです。パーム油サプライチェーンのマッピングを含む、この方針の実行を支援するメインのパートナーはThe Forest Trust(TFT)です。調達方針を実行するなかで第一目標となるのは、世界各国の不二製油グループ全体で購入または加工されたパーム油について、完全なトレーサビリティを達成することです。本レポートは、2016年1月〜6月までの期間における調達のオイルミル(搾油工場)までのトレーサビリティスコアに関する初の公式アップデートとなります。このプロセスを通じて、不二製油はグループ全体で94%のパーム関連のトレーサビリティスコアを達成しました。このスコアは、グループ全体で調達したパーム油のスコア93%とパーム核油のスコア98%を合わせたものです。スコアは各地域によって異なりますが、ほとんどの地域で高い水準のトレーサビリティを達成しました。私達は引き続きパートナーと協力し、取引先及びサプライヤーがサプライチェーンについて理解を深められるようにするための計画に取り組んでまいります。 不二製油グループは、責任あるパーム油調達に関する公式の進捗レポートを半年ごとに更新する計画で、次期レポートは2017年3月に公開する予定です。

オイルミルまでのトレーサビリティ

パームオイルミルまでのトレーサビリティは、不二製油グループのサプライチェーン内で製造および取引された油への責任向上に向けた当社の取り組みの第一歩です。当社はTFTと連携し、サプライチェーンのマッピング、リスクの特定、および現地での慣行を改善するためにサプライヤーとの取り組みの優先順位付けを行いながら進めています。そして、2020年までにオイルミルまでの完全なトレーサビリティの達成を目指します。

図1 オイルミルまでのトレーサビリティスコア
図1 オイルミルまでのトレーサビリティスコア

<結果に関する留意事項>
トレーサビリティスコアは、データの可用性、調達における変更、あるいはその他の問題、時間等の経過に伴い変動する場合があります。すべてのトレーサビリティの数値は、サプライヤーによって自己開示された情報に基づきます。オイルミルのGPS座標では一部、当社と直接共有されている情報ではなく、パートナーであるTFTと共有されている情報を使用しています。このスコアリングには、暫定的にトレース可能と見なされた製品も含まれます。すなわち、オイルミルの一覧は提供されているものの、緯度および経度座標が含まれていない場合です。また、一部のオイルミルデータに関して、TFTと当社のサプライヤーの間で秘密保持契約が定められていますが、現在不二製油グループがこのデータを保有する計画を進めています。



総括

「責任あるパーム油調達方針」を発表して以来、不二製油グループは最初のレポート期間内で全パーム油およびパーム核油製品について、グループ全体で94%のスコアを達成しました。引き続きサプライヤーに当社グループの方針を伝達し、高い水準の透明性を確保するよう取り組みを継続します。このプロセスについて注意深く監視を続け、全事業部門でこの世界規模の目標を達成できるよう尽力してまいります。