ニュースリリース
「大豆多糖類の製造方法の発明」で全国発明表彰特別賞の受賞決定
2001年5月14日
不二製油株式会社新素材事業部の主製品である「ソヤファイブ」(水溶性大豆多糖類)の製造方法発明に対して2001年度全国発明表彰の特別賞「日本商工会議所会頭発明賞」を授与されることが発表されました。
この発明は、従来、分離・抽出が難しかった、たん白質等を含む、おから等から弱酸性・高温下という独特の抽出処理を行い、高純度の水溶性大豆多糖類を高収率で製造するものです。
全国発明表彰は1933年以来社団法人日本発明協会が政府、経済団体などの後援により、発明の奨励、科学技術の向上、産業振興を目的としたもので、恩賜発明賞をはじめ、内閣総理大臣賞など9賞の特別賞、発明実施功績賞などが選ばれました。エレクトロニクス・IT関連の発明が多数を占める昨今の特許・発明の中にあって、食品に関わる発明の特別賞はきわめて珍しいものです。
今回の受賞は、当社にとって1988年度の「大豆たん白による油揚げ製造方法」の発明に続き2回目の全国発明表彰です。
豆腐や分離大豆たん白を製造する際の副産物、いわゆる、おからは食物繊維やたん白質が豊富であるにも拘わらず、世界的に、食品分野での利用用途が乏しいのが実態でした。
この発明により、おからから有用な水溶性大豆多糖類を高純度で容易に抽出できるようになり、現在「ソヤファイブ」は、食物繊維として利用されるだけでなく、酸性乳飲料の安定化効果、麺類や米飯の結着防止効果、炊飯時の米飯の歩留まり向上効果、静菌効果、コーティング効果等の機能が知られ、広く食品に使用されています。
また、食品分野だけでなくセメント混和剤、印刷機の刷版洗浄剤等の原料として、工業分野でも利用されるようになっています。
表彰式は6月14日15時より東京プリンスホテルで開かれます。
発明者:古田 均、前田裕一、中村(旧姓武井)千恵美、津村和伸、森弘之
なお不二製油株式会社では研究開発に積極的に取り組んでおり、日本の食品部門における公開特許件数はここ数年常にトップ3の多さを保ち、今回の特別賞受賞は件数の多さのみならず、その質の高さも認められたものといえます。
この発明は、従来、分離・抽出が難しかった、たん白質等を含む、おから等から弱酸性・高温下という独特の抽出処理を行い、高純度の水溶性大豆多糖類を高収率で製造するものです。
全国発明表彰は1933年以来社団法人日本発明協会が政府、経済団体などの後援により、発明の奨励、科学技術の向上、産業振興を目的としたもので、恩賜発明賞をはじめ、内閣総理大臣賞など9賞の特別賞、発明実施功績賞などが選ばれました。エレクトロニクス・IT関連の発明が多数を占める昨今の特許・発明の中にあって、食品に関わる発明の特別賞はきわめて珍しいものです。
今回の受賞は、当社にとって1988年度の「大豆たん白による油揚げ製造方法」の発明に続き2回目の全国発明表彰です。
豆腐や分離大豆たん白を製造する際の副産物、いわゆる、おからは食物繊維やたん白質が豊富であるにも拘わらず、世界的に、食品分野での利用用途が乏しいのが実態でした。
この発明により、おからから有用な水溶性大豆多糖類を高純度で容易に抽出できるようになり、現在「ソヤファイブ」は、食物繊維として利用されるだけでなく、酸性乳飲料の安定化効果、麺類や米飯の結着防止効果、炊飯時の米飯の歩留まり向上効果、静菌効果、コーティング効果等の機能が知られ、広く食品に使用されています。
また、食品分野だけでなくセメント混和剤、印刷機の刷版洗浄剤等の原料として、工業分野でも利用されるようになっています。
表彰式は6月14日15時より東京プリンスホテルで開かれます。
発明者:古田 均、前田裕一、中村(旧姓武井)千恵美、津村和伸、森弘之
なお不二製油株式会社では研究開発に積極的に取り組んでおり、日本の食品部門における公開特許件数はここ数年常にトップ3の多さを保ち、今回の特別賞受賞は件数の多さのみならず、その質の高さも認められたものといえます。
以上
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