サステナビリティ
ESG経営とCSR
CONTENTS LIST
CSR(Corporate Social Responsibility)の考え方
不二製油グループは、CSRを果たすことは経営そのものであると考えています。当社グループのCSRの基本的考え方は、不二製油グループ憲法においてミッションとして掲げる「私たち不二製油グループは、食の素材の可能性を追求し、食の歓びと健康に貢献します。」を実現し続けることです。企業は社会的存在であることを認識し、ステークホルダーの期待や懸念の把握に努め、事業活動を通じて社会の持続可能な発展に貢献することがCSRであると考えています。
CSR活動4つのカテゴリー
不二製油グループは、CSR活動を下記4つのカテゴリーに分類し、それぞれの活動指針を定めています。
カテゴリー | 活動指針 |
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1.戦略的活動 | 事業・製品を通じて社会課題の解決に寄与する |
2.基本的活動 | 事業プロセスにおいて社会に及ぼし得る負の影響を低減・是正する |
3.社会貢献活動 | 良き企業市民として、地域社会の発展に貢献する |
4.ステークホルダーとのコミュニケーション | 透明性を高め、ステークホルダーに対し誠実にコミュニケーションを行う |
不二製油グループのESG経営
不二製油グループは、「不二製油グループ憲法」に基づき、事業を通した社会課題解決(Plant-Based Food Solutions)によって、持続的な当社グループの成長と持続可能な社会の実現の両方を追求する「ESG経営」を推進しています。
「不二製油グループ憲法」とは、当社グループのミッション(私たちの使命)、ビジョン(私たちの目指す姿)、バリュー(私たちが行動する上で基本となる価値観)、プリンシプル(私たちの行動原則)を表明し、グループ全従業員と経営者が従うべき行動の原理原則を示したものです。その中で「バリュー」に掲げる「人のために働く」という言葉に象徴されるように、当社グループは社会の一員として、社会から必要とされる会社であるように事業活動を展開することが、当社グループ憲法の中核的な考え方です。
「Plant-Based Food Solutions(PBFS)」は、事業活動を通して社会に提供する価値を表す言葉です。私たちは、単なるモノづくり(製品の提供)ではなく、植物性の食素材によって社会課題を解決することを追求していくという意思を表明しています。
このPBFSを実現するための具体的なテーマとして、「CSR重点領域・重点テーマ」および「中期経営計画 Towards a Further Leap 2020」を策定しています。

ESG経営推進の仕組み
推進体制
「CSRは経営そのもの」という考えに基づき、グループ全体でESG経営を推進しています。
ESG経営を強化するために、2019年4月より、不二製油グループ本社に最高ESG経営責任者(C”ESG”O)を設置しました。C”ESG”Oは、「持続的な企業価値向上」と「社会の持続可能な発展」との両立を図るため、取締役会と連携しながらESG経営を統括し、ステークホルダーの期待に応える役割を担います。
ESG経営推進の専任部門として、C”ESG”OのもとにESG経営グループを設置しています。社会とのコミュニケーションを通してステークホルダーの期待や懸念を把握し、当社グループにおいてCSRを推進するコーディネーターの役割を担います。
ESG経営とESG委員会
ESG経営を強化する目的で、不二製油グループ本社取締役会の諮問機関として「ESG委員会」を設置しています。ESG委員会は、年2回以上開催し、不二製油グループがCSRを果たし続けるための課題や戦略の審議やCSR重点テーマの進捗状況のレビューを行います。同委員会には社外の有識者をアドバイザーとしてお招きし、社会の視点を取り入れるようにしています。その結果については、同委員会の開催都度、取締役会に対して報告し、取締役会のレビューを受けています。C”ESG”Oが同委員会の委員長を担っています。

従業員への教育・啓発活動
従業員一人ひとりが業務を通じてCSRを実践するため、不二製油グループ従業員に対して教育・啓発活動を進め、当社グループのCSRの考え方や活動、および社会が当社グループに期待することを伝えています。社内報(日本語・英語)でのCSRに関する連載や、国内グループ会社部門研修での「ESG経営とSDGsの理解」の必須テーマ化、海外グループ会社における「グループ憲法とESG経営」の説明活動等を通して、ESG経営とSDGsに関しての社内理解の向上を図っています。