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決算

不二製油グループ本社

2019年8月5日 2020年3月期 第1四半期 決算

2019年8月5日

(注)本決算中の金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。

2020年3月期第1四半期決算を 8月 5日(月)午後、東京証券取引所記者クラブで発表いたしました。概要は次の通りです。詳細は決算短信(PDF)をご覧ください。

2020年3月期 第1四半期の連結業績 (2019年4月1日~2019年6月30日)

連結経営成績(累計)

(%表示は、対前年同四半期増減率)

  売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する
四半期純利益
百万円 (%) 百万円 (%) 百万円 (%) 百万円 (%)
2020年 3月期
第1四半期
94,930 24.2 3,981 △31.7 3,482 △39.3 3,213 △7.8
2019年 3月期
第1四半期
76,434 △1.2 5,826 7.7 5,734 7.8 3,486 3.8

(注) 包括利益 2020年3月期第1四半期 3,682百万(8146.3%) 2019年3月期第1四半期 44百万円(△98.2%)

経営成績等の概況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、増加傾向が継続している設備投資や緩やかに増加する個人消費により国内需要に底堅さがみられる反面、輸出の下振れに起因した製造業の弱さを背景に景気は停滞感の強い状況です。米国は良好な雇用・所得環境による個人消費の拡大や、企業収益の底堅い伸びを受けた設備投資の緩やかな増加などによる自律的な景気回復は持続するものの、拡張的な財政政策の効果が剥落してきており成長ペースは減速する見込みです。欧州は良好な雇用・所得環境を背景とした個人消費の底堅さに加え、外需の減速に歯止めがかかっており、景気は緩やかに回復に向かっております。中国は、政府による景気刺激策により景気は下支えされるものの、内需の不振により減速傾向は継続しております。
この様な状況の中、当社グループは、世界的な人口増加、健康志向の拡大、高齢化への対応といった社会が直面する課題を植物素材を用いた食の力で解決する“Plant-Based Food Solutions”を掲げ、推進しております。また、中期経営計画「Towards a Further Leap 2020」(2017年度~2020年度)の3年目にあたり、持続的な成長を果たすため重要な土台づくりの期間として、「コアコンピタンスの強化」「大豆事業の成長」「機能性高付加価値事業の展開」「コストダウンとグローバルスタンダードへの統一」を主軸とした成長戦略を推進し、大きく変化する市場を捉え、成長する市場・強みを発揮できる市場に展開を図ってまいりました。特に「コアコンピタンスの強化」においては2019年1月にアメリカのBlommer Chocolate Companyを買収し業務用チョコレート事業に注力するも、当第1四半期連結累計期間においてはBlommer Chocolate Companyにて取得時の先物評価益の振り戻しや、ブラジルにおいて、前年同期好調の反動がありました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における経営成績は、売上高は949億30百万円(前年同期比24.2%増)、営業利益は39億81百万円(前年同期比31.7%減)、経常利益は34億82百万円(前年同期比39.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は32億13百万円(前年同期比7.8%減)となりました。

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

植物性油脂部門

売上高は、国内・海外ともに採算を重視した販売により減収となりました。利益面は、国内市場・欧州における採算の改善や、米州において前年同期の寒波による操業停止の反動があったことから、増益となりました。
以上の結果、当事業の売上高は246億6百万円(前年同期比9.1%減)、セグメント利益(営業利益)は19億16百万円(前年同期比21.0%増)となりました。

業務用チョコレート部門

売上高は、国内市場ではアイス用チョコレート等の販売が減少しましたが、海外では、アメリカのBlommer Chocolate Companyの連結子会社化により、大幅な増収となりました。利益面は、国内市場では減収要因により減益となり、海外は、ブラジルにおいて、前年同期好調の反動があったことに加え、Blommer Chocolate Companyの取得時の先物評価益の振り戻しがあったことにより、減益となりました。
以上の結果、当事業の売上高は407億69百万円(前年同期比109.5%増)、セグメント利益(営業利益)は10億6百万円(前年同期比68.7%減)となりました。

乳化・発酵素材部門

売上高は、海外市場では中国のマーガリン・フィリング製品が好調でしたが、国内市場における調製品の販売が伸び悩み減収となりました。利益面では、国内市場においては主にクリーム製品の販売好調とマーガリン製品の採算改善があり増益となりましたが、たな卸資産の未実現利益の消去額の増加があり、減益となりました。
以上の結果、当事業の売上高は206億39百万円(前年同期比1.5%減)、セグメント利益(営業利益)は8億77百万円(前年同期比10.0%減)となりました。

大豆加工素材部門

売上高は、国内市場では大豆たん白食品の販売が好調となり増収となりましたが、海外で前年度中国子会社売却の影響もあり微減となりました。利益面は、国内では増収要因が寄与したほか、海外では中国の大豆たん白食品の販売好調を受け、増益となりました。
以上の結果、当事業の売上高は89億16百万円(前年同期比0.3%減)、セグメント利益(営業利益)は10億27百万円(前年同期比16.7%増)となりました。

2020年3月期の連結業績予想 (2019年4月1日~2020年3月31日)

(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)

  売上高 営業利益 経常利益 親会社株主
に帰属する
当期純利益
1株当たり
当期純利益
百万円 (%) 百万円 (%) 百万円 (%) 百万円 (%) 円 銭
通期 430,000 42.9 24,000 29.5 22,000 21.0 15,200 31.2 176.83

2019年5月8日発表の通期の業績予想は修正しておりません。今後の事業環境の変化を見極めた上で、見直しの必要が生じた場合には、速やかに開示いたします。

※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に対する記述は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因により予想値とは異なる可能性があります。

以上