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労働安全衛生の推進

マネジメント情報

事業活動との関わり

不二製油グループの事業活動の原動力は多様な人材です。就業形態の多様化、雇用の流動化などが進む中で、従業員の安全を確保することは企業の社会的責任です。労働安全衛生を推進することで、従業員の健康に対して直接的に貢献できると考えています。

考え方

「不二製油グループ憲法」を構成するバリュー(私たちが行動する上で持つべき価値観)の最初に掲げている「安全と品質、環境」の中で、「安全」は不二製油グループが成長を続けるために最優先すべきテーマです。安全衛生の面では下記の6項目を「安全衛生基本方針」とし、当社従業員および当社事業所内にて働く全ての方々の命を守るとともに労働災害ゼロ達成を目指しています。

安全衛生基本方針

  • 命の尊さを安全の基本とする。
  • 全員参加を安全の基礎とする。
  • 安全管理は職制の責任である。
  • 安全は健やかな身体から生まれる。
  • 安全な職場つくりをする。
  • 危険を知り、危険を防ぐ。

推進体制

労働安全衛生の推進については、最高ESG経営責任者(C“ESG”O)の管掌のもとで取り組みを推進しています。また、ESGマテリアリティ※1の一つとして、取締役会の諮問機関であるESG委員会※2において進捗や成果を確認しています。ESG委員会の結果については取締役会に対して報告し、取締役会のレビューを受けています。

目標・実績

〇:目標に対して90%以上達成、△:目標に対して60%以上達成、×:60%未満

2020年度目標 2020年度実績 自己評価
重大災害ゼロおよび重大物的事故ゼロを実現するために、従業員の労働安全意識向上を図る
  • 指差呼称、危険予知訓練の資料を作成の上、海外グループ会社に配布。一部の海外グループ会社にはリモートで教育を実施。
  • 重大災害1件。
  • 重大物的事故0件。
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考察

労働安全意識向上のために指差呼称や危険予知訓練の教育を推進していますが、定着には至っていないと認識しています。また、一部の海外グループ会社で労働安全意識の底上げが必要です。

Next Step

労働安全衛生の推進において、従業員の安全意識を向上させることが課題です。この課題への対策として、以下の2021年度目標に取り組んでまいります。

  • 指差呼称の導入および啓発活動の継続と定着のための施策の検討
  • 危険予知訓練の有効性の理解を促進する活動の継続
  • VR(バーチャル・リアリティ)を利用した安全体感機器の導入など、安全意識の向上に役立てる取り組みの開始

具体的な取り組み

労働災害発生状況

2020年の不二製油グループの労働災害者数は105名(不休、休業災害)となり、2019年の100名(不休、休業災害)から5名増加しました。
重大災害として、ユニフジ(マレーシア)※1で1名の死亡事故が発生しました。これを受け、海外グループ会社において、作業許可が必要な全ての作業※2の安全総点検を実施し、グループ会社内で同様の事故の再発防止に努めました。

  • ※1 持分法適用関連会社

    ※2 作業許可が必要な作業:火気使用作業や酸素欠乏等危険作業など。

リスク管理と対策

労働安全衛生リスクは、不二製油グループのリスクマネジメントシステムにおいて、全社重要リスクとして特定されています。2017年には不二製油グループ本社に生産性推進グループを設けました。「不二製油グループ憲法」にそって、各グループ会社と連携し、生産拠点ごとに労働安全衛生監査を実施してリスクを評価することで、事故の撲滅と管理レベルの向上に取り組んでいます。
労働安全衛生監査については、国内グループ会社と事業所で毎年計画しています。2020年度は生産拠点7ヵ所に対し、地域統括会社である不二製油(株)の安全品質環境監査室安品環監査チームが実施しました。海外グループ会社に対しては、前回の監査評価の結果に応じて次回の監査を計画しています。2020年度は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、生産拠点3ヵ所を生産性推進グループがリモートで労働安全衛生監査を実施しました。新型コロナウイルス(COVID-19)が世界中で蔓延する中で、海外グループの安全品質環境監査については、事前に資料を審査することや、オンライン会議を通じた審査に加えて、ウェアラブルカメラを導入しての監査を開始しました。現場にいる人に装着してもらうことで、国内にいてもライブ動画を通じて現場を目視確認することができます。
また、労働安全衛生に関するリスク管理と対策を評価、改善するために、労使間の対話を重視しています。例えば、不二製油(株)では、労働協約に基づき、「労働安全衛生委員会」を毎月開催し、労働安全衛生に関する従業員の期待や懸念について協議を行っています。

  • ※ ウェアラブルカメラ:体に装着しハンズフリーで撮影するカメラ。

ウェアラブルカメラを使用した現場監査:
生産性推進グループがフジオイル(シンガポール)に実施したリモート監査の様子

マネジメント認証の取得

マネジメント認証の取得状況の詳細については、以下のURLをご参照ください。

教育

不二製油グループでは、生産拠点での労働災害の防止を重要な課題と考え、対策に努めています。特に、作業の中で災害につながる不安全行動や不安全状況がないかをチェックし対策を講じるとともに、リスクマネジメントのPDCA推進とヒヤリハット活動などにも取り組んでいます。
さらに、グループ全体での従業員の安全に対する意識向上が重要と考え、日本語、英語、中国語などで安全リーフレットを作成し各グループ会社に配布しました。各グループ会社では電光掲示板や情報発信掲示板を設置し、日々安全について注意を呼びかけています。また、不二製油(株)と不二製油(張家港)有限公司(中国)で安全体感教室を設け実際に危険な状態を体感するなど、従業員の安全意識向上への取り組みを進めています。
国内グループ会社では、「安全教育によって危険に対する感受性を高める」ことを目指し安全教育を推進しています。指差呼称に加え、明るい労働環境を創出するため、挨拶・声かけなどの組織活性化ならびに安全教育コンテンツの充実を図ることで、さらなる安全向上に取り組んでいます。
海外グループ会社では、指差呼称の導入や危険予知訓練の有効性の教育、作業許可が必要な作業に関する安全総点検、電気設備の総点検、安全伝承活動※1、安全ミーティング※2など、さまざまな安全活動に取り組み、全社一丸となって労働災害防止に取り組んでいます。

  • ※1 安全伝承活動:過去に発生した労働災害とその対策を後世に伝え、従業員の安全意識の向上を図る活動。

    ※2 安全ミーティング:作業開始前にその日に注意しなければならない安全事項など、作業員に周知するためのミーティング。

フレイアバディ インドタマ(インドネシア)のセキュリティチームによる安全パトロールの風景

不二製油(張家港)有限公司(中国)の2020年度安全週間行事の掲示物

関連資料