従業員の健康維持・促進（健康経営）

事業活動との関わり

従業員を会社の資本と捉え、従業員の健康・幸福は、人的資本の質向上の面からも重要な経営施策であると認識しています。

考え方

2017年1月、不二製油グループが積極的に健康経営に取り組むことを示す「不二製油グループ健康経営推進宣言^※」を表明しました。
本宣言に基づき、従業員の健康増進のためのさまざまな施策を展開しています。従業員の活力向上は組織の活性化を促し、当社グループの成長につながります。あらゆる人と地球の健康に最大限貢献していくために、従業員の健康維持・増進を目指します。

• ※ 不二製油グループ　健康経営推進宣言（PDF形式、208KB）

推進体制

従業員の健康維持・促進（健康経営）について、不二製油グループ本社および不二製油（株）では不二製油（株）人事部健康管理課のもとで取り組みを推進しています。産業医や保健師・看護師・産業カウンセラーなどの専門家および健康保険組合とも連携しながら、従業員の健康増進や、働きがいのある職場を目指して取り組んでいます。不二製油（株）の重点施策と目標・実績については、以下サイトで公開しています。

• 不二製油（株）　健康経営

心身の健康管理体制強化

不二製油（株）では各種定期健康診断の完全実施を徹底しており、健康診断受診率は100%、二次健診受診率は92.4%でした（2023年3月末時点）。二次健診受診率の100%達成を目指すとともに、産業保健スタッフによる保健指導の強化によって、健診結果を個々の健康に活かす取り組みに力を入れています。加えて、2022年度も不二製油（株）本社・阪南事業所でコロナワクチンの職域接種を行いました。従業員が安心して働けるよう、接種対象者を従業員だけでなくその家族や協力会社まで広げて実施しました。
また女性従業員からの要望で、外部講師および産業医による「男女の更年期障害」についての衛生講話を開催しました（受講者100名超）。
メンタル不調予防では、ストレスチェックの実施に加え（2022年度回答率92.8%）、職場ごとに抽出された課題への対策として心理アセスメントを行い、改善に向けた取り組みのサポートをしています。また、「ライフキャリアカウンセリング」サービスとして、社内常駐カウンセラーによるキャリアの悩み相談やメンタル不調者のサポート、および社外提携カウンセラーを活用し、誰でも気軽にカウンセリングを利用できる環境を提供し、メンタル不調の早期対応を行っています。
万一、病気や怪我で長期間の休業が発生した場合は、産業保健スタッフが休業中の従業員の健康管理を行い、安心して治療に専念できるようサポートしています。復職後、約3ヵ月の復職経過期間中も健康面でのサポートを行うことでスムーズな復職の流れを作り、本人も職場もイキイキと働き続けられる組織づくりに取り組んでいます。
日本国内用イントラネットでは情報提供の一環として「健康コラム」の掲載を2020年度より開始し、2022年度は情報量を大幅に増やしました。生活習慣病(血圧・脂質・糖尿病)のコラムでは従業員の健診データの分布図も示すことで、「自分がいかに悪い位置にいるのか分かった」という声があがり、健康意識の醸成につながっています。国内グループ会社にもコラムを共有し、グループ全体の健康促進につながるよう努めています。

生活習慣病予防施策

不二製油（株）では、「百歳健活・生涯現役」と題して、産業医や保健スタッフを中心に重篤疾患予防施策を推進しています。保健指導を強化し、治療の必要性の提言から生活習慣の改善指導まで継続的に介入することにより、従業員一人ひとりのヘルスリテラシー向上に努めています。健康管理システムで健康データを見える化することで、従業員が自身の健康診断結果などの、病気に関するデータの推移を確認できるようにしています。

社会からの評価

• ※ その他の社会からの評価

  https://www.fujioilholdings.com/sustainability/evaluation/