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不二製油グループ本社

食品開発展2014にて講演、展示

2014月10月8日

UBMメディア株式会社が主催する食品開発展2014(Hi/S-tec)が10月8日から10日の3日間、東京ビッグサイトで開催されました(来場者数41,000名)。食品開発展とは、アジア最大の機能性素材・健康素材と安全・品質関連技術の専門展示会で、近年の食品分野の2大潮流となっている「健康」と「安全」をテーマとしています。

不二製油株式会社は、当開発展の記念セミナー「アクティブシニアのための食と栄養」の中でアクティブシニアのための食品開発事例として「USS製法分画豆乳・大豆ミート素材の活用」について食品素材研究所 蛋白素材開発室 室長の佐本 将彦が講演を行いました。

●講演要旨
アクティブシニア食の課題は、「栄養をバランスよく摂取する」ことであり、そのためには、「おいしく、栄養を摂りやすくする」ことが重要と考えられる。一方で、味覚の衰えによって味付けが濃くなり、塩分の過剰摂取による高血圧の進行や、腎臓負担の増加、生活習慣からくるさまざまな疾病予防にも配慮が必要となる。
大豆は、たん白質、脂質などの栄養素を摂取できるだけでなく、生活習慣によって誘引される動脈硬化や糖尿病性腎症など幾つかの疾病に対する予防効果も期待できる。

そこで、より多くの場面で使用いただけるよう、大豆を「低脂肪豆乳」と「豆乳クリーム」に分画するUSS(Ultra Soy Separation)製法を開発した。「低脂肪豆乳」は、煮物や丼物の調理においてだしと一緒に使用すると旨味が増強され、減塩効果が期待される。「豆乳クリーム」は、コクやまろやかさを付与するとともに素材の風味を引き立て、和食の食材やスープなどの調理用素材として使用できる。
この他に肉様食感を持つ粒状大豆たん白製品を「大豆ミート」として紹介する。近年、調製技術の進歩により外観や食感を肉そのものに近づけることができ、これまでになかった調理が可能となる。
食事はバランスが大事であり、たん白質源も動物と植物由来をバランスよく摂ることが大切である。私どもは大豆から摂取するたん白質は、アクティブシニアを含む高齢者にとって特に有益であると考えている。

また、「健康な食事」認証制度が来年4月からスタートすることを踏まえ、制度を満たすおいしい減塩食品の提案コーナーが設けられ、当社は減塩素材として、講演でもご紹介した「低脂肪豆乳」を展示いたしました。