ニュースリリース
2013年3月期 第3四半期 決算
2013年2月7日
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(注)本決算中の金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
2013年3月期 第3四半期 決算を2月7日(木)午後、東京および大阪証券取引所記者クラブで発表いたしました。概要は次の通りです。詳細は決算短信(PDF)をご覧ください。
記
2013年3月期第3四半期の連結業績(2012年4月1日~2012年12月31日)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 四半期純利益 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
百万円 | (%) | 百万円 | (%) | 百万円 | (%) | 百万円 | (%) | |
2013年 3月期 第3四半期 | 175,133 | △3.1 | 11,088 | 7.1 | 10,857 | 6.6 | 6,595 | 0.6 |
2012年 3月期 第3四半期 | 180,649 | 8.1 | 10,349 | △23.9 | 10,186 | △23.3 | 6,558 | △24.2 |
(注) 包括利益 2013年3月期第3四半期 7,420百万円(58.8%) 2012年3月期第3四半期 4,671百万円(△18.7%)
2013年3月期第3四半期累計期間の概況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、景気動向・企業収益はゆるやかな回復の兆しが見られ、期後半には円安・株価の上昇も進みましたが、デフレ・貿易収支の悪化・雇用環境の低迷等厳しい経済情勢が続きました。また海外では、欧州の金融・財政不安の長期化や中国を始めとする新興国の経済成長の鈍化が見られ、国内外で不透明な経済情勢が続きました。
当社グループを取り巻く食品業界でも、消費者の節約志向・低価格志向は依然強く、厳しい事業環境が続きました。
この様な状況の中、当社グループは新中期経営計画「Global&Quality 2013」を掲げ、「グローバル経営の推進」「技術経営の推進」「サステナブル経営の推進」を方針として、顧客ニーズに即した製品開発、高機能素材の供給、生産コストの削減に取り組んでまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における連結業績は、売上高は1,751億33百万円(前年同期比3.1%減)、営業利益は110億88百万円(前年同期比7.1%増)、経常利益は108億57百万円(前年同期比6.6%増)、四半期純利益は65億95百万円(前年同期比0.6%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
油脂部門
国内では、ヤシ油・パーム油等の主要原料相場下落による販売価格低下により、部門全体の売上高は減収となりました。ヤシ油・パーム油・調合油は採算維持に努めましたが、チョコレート用油脂は、ココアバター相場下落の影響を受け採算が悪化して、減収・減益となりました。
海外では、チョコレート用油脂は、欧米・中国での販売数量減に加えて、国内同様に採算が悪化して、減収・減益となりました。
以上の結果、当部門の売上高は678億9百万円(前年同期比10.9%減)、セグメント利益(営業利益)は26億40百万円(前年同期比16.4%減)となりました。
製菓・製パン素材部門
国内では、業務用チョコレートは、スイートチョコの販売が増加しましたが、アイスコーチングチョコ・洋生チョコが減少して、減収となりました。クリームは、オーム乳業株式会社の株式取得による連結子会社化で増収となり、マーガリン・フィリングはパン用の販売が増加して、増収となりました。素材輸入では、バター調製品の販売が増加しましたが、粉乳調製品・ココア調製品の販売が減少し、減収となりました。同部門の国内全体では、増収・増益となりました。
海外では、業務用チョコレート・クリーム・マーガリン・ショートニングの東南アジア・中国での販売が好調に推移して、増収・増益となりました。
以上の結果、当部門の売上高は790億66百万円(前年同期比3.1%増)、セグメント利益(営業利益)は70億80百万円(前年同期比29.9%増)となりました。
大豆たん白部門
大豆たん白素材は、水産市場向けが増加しましたが、健康食品・発酵培地用途が減少して、減収となりました。
大豆たん白機能剤は、輸出・米飯用途が減少しましたが、発酵培地用途が増加して、増収となりました。
大豆たん白食品は、即席麺用途が減少しましたが、弁当給食市場向け及び海外が増加して、増収となりました。
以上の結果、当部門の売上高は282億56百万円(前年同期比1.6%増)、セグメント利益(営業利益)は13億66百万円(前年同期比21.4%減)となりました。
2013年3月期の連結業績予想(2012年4月1日~2013年3月31日)
最近の業績動向を踏まえ、2012年5月8日発表の業績予想を下記の通り修正いたします。
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | 1株当たり 当期純利益 | |
---|---|---|---|---|---|
百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 円 銭 | |
前回発表予想 (A) | 248,500 | 15,500 | 15,000 | 9,300 | 108. 19 |
今回発表予想 (B) | 236,000 | 14,100 | 13,900 | 8,400 | 97. 72 |
増減額 (B-A) | △11,900 | △1,400 | △1,100 | △900 | ー |
増減率 (%) | △4.8 | △9.0 | △7.3 | △9.7 | ー |
(ご参考)前期実績 (2012年3月期) | 236,594 | 12,983 | 13,017 | 8,290 | 96. 44 |
- 連結業績予想に関する定性的情報
通期の業績につきましては、消費者の節約志向・低価格志向が依然強く、厳しい事業環境が継続するものと予想されます。
このような状況下、コストダウンや販売価格改定等を推進しておりますが、ココアバター相場下落によるチョコレート用油脂の採算悪化、海外品との競合激化や原材料コストの上昇による大豆たん白素材の採算悪化により、売上高、利益ともに前回予想を下回る見込みであります。 - 上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであります。
実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。
以上