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不二製油グループ本社

米国子会社にチョコレート用油脂生産設備増強

2003月1月6日


当社は、2004年初めの稼動を目指し、米国子会社「フジベジタブルオイル社」に約40億円を投じ、主力製品であるスペシャリティ製品のチョコレート用油脂製造設備(年産約2万トン)を増設することになりました。
これにより不二グループ全体のチョコレート用油脂の供給能力は現行の約2倍となります。

日本国内の生産設備がフル稼働の状況であることに加え、世界的には「コーデックス委員会」※1にて、チョコレートへのココアバター以外の植物性油脂の5%までの使用を認めることが最終的に合意されることによるチョコレート用油脂需要の増加に対応するものです。
2002年現在、世界のチョコレート用油脂の需要は年間約5万トンですが、この規制緩和により従来認可されていなかった国々を中心に更に5万トン程度の需要増が期待されます。
一方、現在のチョコレートの消費量は年間約400万トンあり、その約80%は欧米諸国で消費されています。今後、食の嗜好の変化などにより、中国や東南アジア、中南米諸国などでの消費量の増加が見込まれ、ますますチョコレート用油脂の必要性が増していきます。

今回の設備には、チョコレート用油脂の製造工程では当社が世界で初めて開発した新技術「ドライ分別」※2を導入します。
世界における競合他社の製品に使用される油脂原料は、特定の植物脂であることから安定供給には限界があります。これに比べ当社の持つ独自の技術力により汎用の油脂原料から生産する製品は、既に高い競争力を持っていますが、今回導入する新技術により競争力は更に高まります。
今後も技術力を生かしたグローバルな事業展開を積極的に推し進めてまいります。

※1 コーデックス委員会・・・CODEX委員会。
「国連食糧農業機関(FAO)」と「世界保健機関(WHO)」により合同で国際的な食品規格を設けるために組織された委員会。加盟国は165カ国(2002年3月現在)

※2 ドライ分別・・・汎用の油脂原料からココアバターと良く似た性質を持ち更に高い機能性を持たせた油脂(CBE=Cocoa Butter Equivalent)の製造工程において、従来のへキサンなどの溶剤を用いず油脂の持つ融点の違いによって液油と固体脂に分ける世界のどのメーカーも確立していない新技術。
従来の製法に比べ、製造時の安全性が高く、コストも安く済むなどのメリットがある。


以上

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