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不二製油グループ本社

シンガポール子会社にチョコレート用油脂生産設備増強

2003月10月10日

当社は、2005年初めの本格稼動を目指し、シンガポール子会社「フジオイル(シンガポール)社」に約10億円(S$14.2百万)を投じ、主力製品であるスペシャリティ製品のチョコレート用油脂(Cacao Butter Equivalent)の部品製造設備を増設することになりました。
これにより2004年から稼動する米国でのチョコレート用油脂部品とあわせ、チョコレート用油脂の世界的な増産体制が整い、海外不二グループ全体のチョコレート用油脂の供給能力は現行の約2倍となります。

日本国内および現在のシンガポールでの生産設備がフル稼働の状況であることに加え、世界的には「コーデックス委員会」※にて、チョコレートへのココアバター以外の植物性油脂の5%までの使用を認めることが最終的に合意されることによるチョコレート用油脂需要の増加に対応するものです。

2002年現在、世界のチョコレート用油脂の需要は年間約5万トンですが、この規制緩和により従来認可されていなかった国々を中心に更に5万トン程度の需要増が期待されます。

現在のチョコレートの消費量は年間約400万トンあり、その約80%は欧米諸国で消費されています。今後、食の嗜好の変化などにより、中国や東南アジア、中南米諸国などでの消費量の増加が見込まれ、ますますチョコレート用油脂の必要性が増していきます。

今後も技術力を生かしたグローバルな事業展開を積極的に推し進めてまいります。
※コーデックス委員会・ CODEX委員会。
「国連食糧農業機関(FAO)」と「世界健機関(WHO)」により合同で国際的な食品規格を設けるために組織された委員会。加盟国は165カ国(2002年3月現在)

以上

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