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不二製油グループ本社

コプラの国内搾油工場を閉鎖、フィリピンのグループ会社に集中、増強

2002月1月12日

不二製油株式会社は昨年の大豆搾油工場の閉鎖に続き、本年5月をもって阪南事業所(大阪府泉佐野市)のコプラ搾油工場を閉鎖し、国内でのすべての搾油事業から撤退します。
より高付加価値の事業に社内資源を有効に配分する構造転換を図るものです。

これに先立ち、ニューレイテエディブルオイル社(略称NLM、フィリピンのグループ会社)への出資比率を高め、不二製油グループのコプラ搾油拠点として主導的に運営し、日本国内顧客向けにはNLMからのヤシ油・コプラミールを輸入・加工・販売します。(従い、不二製油の売上高などには影響ありません)

不二製油にとりまして創業以来、コプラ搾油事業は製油業としての礎、南方系油脂の柱でありましたが、事業構造の変化により、コプラ搾油事業の2000年度売上高に占める比率は2.7%にまで下がっております。
コプラ原料産地での自国内搾油の流れから、充分な原料コプラの日本への輸入が年々困難となっている背景もあり、高コストの日本国内でコプラ搾油事業を継続する必要性は低下しております。

NLMは1994年に、高品質で油分が多いコプラの産地であるフィリピンのレイテ・サマール地域に設立した、伊藤忠商事株式会社と不二製油の合弁事業です。
今般、出資比率を不二製油マジョリティに変更し、生産設備の改善や精製設備も導入し、より付加価値の高いヤシ油の生産体制を整えることとしました。

なお、日本国内のコプラ搾油は当社1社であったため、今後、日本で消費されるヤシ油は全量海外からの輸入となります。


以上

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