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不二製油グループ本社

新年ご挨拶

2000月1月5日

社長 安井 吉二

<この年頭挨拶は社内報 月刊不二 新年号に掲載されたものです>

新年あけましておめでとうございます。

今年は2000年の区切りの年であり、私達不二製油にとっては50周年の記念すべき年に当ります。あまり先の事は別にしても、2000年~2010年がどんな時代になるか、又それに不二グループがどう対応していくべきか、この数年が非常に大切な年だと思います。まず、どんな時代になるかですが、三つの事をお話したい。

1. 現代は「豊かさの中の不況」という認識が大切です。一人当たりGDP(国内総生産)、対外債権額、外貨準備高、労働賃金等、いずれもG7の中でトップです。経済規模も米国に次いで二位です。日本経済は既に成熟しています。従って決して高度成長時代には戻らず、せいぜい1%~1.5%の伸びになるでしょう。 次にそれを産業別に見ますと、三菱総研の予測では食品産業は1997年から2025年にかけてマイナス成長になっています。
これは既に成熟し非常に豊かな食生活をしている事、 又少子化高齢化が進む事より、当然予想されることです。それだけに食品企業間の競争は、ますます厳しく激しいものになってくると思います。

2. インターネット社会が進み、情報のリアルタイム化、共有化が間違いなく進むでしょう。それに関連し、時代の流れ、又経営の変化が加速され、全ゆる事にスピードが求められます。又、インターネットを事業にどう活かすかも大きなテーマです。

3. グローバル化の流れの中で、世界が単一市場化していきます。これからは日本国内のグローバル化が急速に進むと思います。そして国内・国外を問わず競争も正にオリンピックであり、ワールドカップの戦いになります。
一方、史上初めてといってよい、言葉通りの自由主義経済、資本主経済がこのまま進んでいくとは思えません。やはり国家、民族又弱者の論理を無視しては進み得ないと思います。 IT革命、グローバル化等の新しい流れの変化が非常に激しいだけに、逆に全ゆる事の本質を見る目、又時々原点に帰る事が会社にとっても個人にとっても大切と思います。

少し前置きが長くなりましたが、新年にあたり二つの事を申し上げます。

1.「こだわり」を持とう。

今申し上げましたように、世の中の変化が早く、先が読めない状態です。その為、臨機応変、朝令暮改、柔軟さも大切とよくいわれます。確かにそのとおりでしょう。
しかし最近の世の中、特に政治、経済政策、あまりに無節操・無責任と思いませんか。この状況が不二に移ってきては困ります。時々その恐れを感じます。我々は発言した事、約束した事、作成した計画等に強くこだわりを持つべきです。不言実行より有言不実行の方が良いとの意見もありますが、やはり実行が大切と思います。そうしないと無責任な企業文化になってしまいます。

2.「思い切り仕事をして下さい」

世の中の変化のスピードが速くなり、それに対応する為には最前線の決断が大切です。会社の進む方向についてはいろんな場で、
食品を主に
製造業を主に
コモディティーでなくスぺシャリティーを
中間素材を主に最終製品も
ニッチでもよい、グローバルに
ハード・ソフト合わせた提案型で
とお話しています。
そして世界の食品業界に植物性の油脂とたん白を基礎原料にした中間素材を販売することを目指します。この範囲ならどうか皆さん「思いきり仕事をして下さい」。今の時代ちょっと心掛ければ私も皆さんも情報は同じです。むしろ現場の情報は皆さんの方が質量豊富です。現場の個々の判断は多分社長より皆さんの方が正しいでしょう。中間材を主にする仕事だけにお客様毎の対応が最も大切です。この事は特定多数市場でも同じです。一人一人がビジネスマンになっていく、これが不二の進む方向です。
私の役割は、意図せず方向から離れていないかを見る事です。それとこれからは、活かされていない人がいないかを特に見ていきたいと思います。

会社にとって人が最も大切です。全従業員が持てる力を全て発揮できれば、どんな時代でも勝ち残れます。その様な会社を目指します。 2月・3月で皆さんとの50周年のお祝いがあります。それを機に、皆さんと一緒に51年目に歩みましょう。そして100周年には数倍立派な会社になる為のスタートの記念の年になるよう、最大の努力をお願い致します。

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