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決算

不二製油グループ本社

連結決算関連:大豆たん白食品好調

1999月6月9日

不二製油グループの99年3月期の連結決算の発表を5月27日に行いましたがこの中で経常利益の増加に大豆たん白食品の好調な売上拡大が貢献しています。
油脂加工、製菓製パン素材(食品)、大豆たん白(素材部門)の各事業については 従来ご案内の機会を得ていますので今回は大豆たん白食品事業の中でも家庭用に絞ってご案内します。
 大豆たん白食品事業のうち家庭用を担当しているのは不二製油・ソヤファーム事業部(片山事業部長)とフジフレッシュフーズ株式会社(安藤社長)の2部門です。  ソヤファーム事業部は大豆たん白関連の加工食品を消費者市場に販売していますが98年度で売上が50億円を突破し、対前年比も115%と好調に伸ばすことができました。
 一方最近の5年間で売上高3.5倍(約19億円)と大きく業績を伸ばしているフジフレッシュフーズは大豆たん白をベースに魚のすり身との組み立て食品を製造販売しています。  これは「新商品の継続的な投入」や「独自の売り場展開」の結果ですが社会的な「健康に対する願望、関心の増大」という大きな流れに乗った結果とも考えられます。
 高齢化社会を迎えてますますこの流れは大きくなる中で「消費者満足」の新商品開発、買いやすい売り場提供などを継続することでさらに拡大できるものと期待しています。

ゆばひろうす

98年度の実績には新商品の売上が大きく貢献しています。
 「ゆばひろうす」は湯葉の食感を活かした野菜たっぷりの和風商材です。ソフトな煮物材料としてだけでなく、夏場の電子レンジ対応提案などにより通年商品として発売以来好調な売れ行きを続けています。
 「ゆばひろうす」は伝統食品として知ってはいるがなかなか食べる機会の少ない湯葉を日常のお惣菜の中に活かしたところに消費者に価値観を提案できたものと考えています。生産は昨年8月神戸工場に新設した「フライ/蒸しライン」の技術を使ったもので「ソフトで口当たりの良い冷凍食品」を可能にしました。

淡雪豆腐あげ湯葉とろろ寄せ

「淡雪豆腐あげ」と「湯葉とろろ寄せ」は「ゆばひろうす」の技術を引き継いで白身魚を組みあわせた商品です。「淡雪とうふあげ」は昨年6月の発売以来好調に拡大し、「湯葉とろろ寄せ」もこの4月の新商品ですが期待の持てるスタートダッシュを続けています。

とうふハンバーグこつぶがんも

「とうふハンバーグ」は全国の豆腐店での販売が主体ですが昨年10月にリニューアルをした結果、市場の再評価を得て売上を伸ばしています。「こつぶがんも」は調理素材としての便利さが評価され全国3000店の量販店の日配売り場をカバーし安定した売上を続けています。

消費の低迷が言われている中で売り場からの価格に対する要望はますます強くなっていますが、ソヤファーム商品の価値観を訴求できる売り場つくりも併せ、開発と販売の一体行動を進めています。
売り場としては豆腐店ルート、量販日配売り場、「生協」の無店舗販売ルート、が強い現状ですがフジフレッシュフーズ商品はチルド(冷蔵)流通が中心で関西、関東の中央卸売り市場、量販店、生協、百貨店などでの販売が中心です。今後はさらに購買力のある高齢者層の増加に対応できるよう工夫を凝らしていきます。

以上

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不二製油グループ本社株式会社 広報・IRグループ 関