サステナビリティ
Plant - Based Food Solutionを支える研究開発
CONTENTS LIST
考え方 |
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不二製油グループの研究開発ミッションは、サステナブルな社会の実現と当社の持続的成長を目指し、技術的なイノベーションにより、柱となる次世代事業を創出することです。既存事業の深化・発展と新規事業の事業化のための研究開発の施策・戦略立案に取り組みながら、将来に向けた研究領域の調査とオープンイノベーションに向けた共同研究体制づくりも進めています。 |
社会課題へのソリューション提供のためのイノベーション戦略
不二製油グループの研究開発では、社会課題(ニーズ)を把握し、自社技術(シーズ)とマッチングさせるプロセスをもつことで、製品を通した課題解決(ソリューション)を推進しています。
食の未来を創造する研究体制
不二製油グループの研究開発テーマは、基盤研究から製品開発、応用開発、生産技術開発まで、多岐にわたります。そして、たゆまない研究開発によって、さまざまな食の課題を解決し、食の未来を創造する新技術や画期的な新食材を継続的に創出できると考えています。そこで、グループ内外の知見と技術を融合し、新たな技術イノベーションを起こすため、2016年夏に「不二サイエンスイノベーションセンター」を設立し、「つくば研究開発センター」と「アジアR&Dセンター」の三極によるグローバルな研究開発体制を構築しました。技術交流会などの定期的な勉強会や、テレビ会議を活用した情報交換を通じ、知識と技術の融合を加速させています。

グローバル研究施設・フジサニープラザ拠点
施設名 | 機能 |
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不二サイエンス イノベーションセンター |
不二製油グループ内外の知を融合する中核として、お客様のニーズに応える食素材の開発を担っています。 |
つくば研究開発センター | お客様のニーズにマッチした応用開発と技術の深化やおいしさと健康につながる基盤研究を行っています。 |
アジアR&Dセンター | シンガポールに位置する当センターでは、日本の素材開発のノウハウを活かし、アジア地域の市場ニーズに応える食素材開発に取り組んでいます。 |
フジサニープラザ | 東京をはじめとする世界9拠点で、お客様との共創の場として、共同施策や共同開発を行っています。 |
オープンイノベーション
不二製油グループでは、迅速かつ競争優位性の高い研究開発を進め、多様化するお客様のニーズに的確に応える手段として、オープンイノベーション(共創)を推進し、得られた技術と知見を研究開発に活用しています。
Plant-Based Food(PBF:植物性由来食品)の市場拡大を狙い、コンビニエンスストアと共同でメニュー開発を進めたり、AI(人工知能)技術を活用した研究開発の効率アップを大学等と共同で研究を行うなど、さまざまな共創を推し進めています。
2019年2月には、学校法人河﨑学園 大阪河﨑リハビリテーション大学(貝塚市)とともに取り組んだ認知症予防プロジェクトで、高齢者向けの運動とペプチドアスリエータの組み合わせで認知機能が改善される結果等も得られ、これらの活動が、「第4回大阪府健康づくりアワード」にて最優秀賞(知事賞)を受賞しました。
データ
研究開発費
2018年度 研究開発費総額 | 47億58百万円 |
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累計特許取得件数

注)不二製油と不二製油グループ本社の特許取得件数(1950年以来の国内・海外の累計登録件数)
*1950年以降の当社および不二製油(株)における累計値です。
*カウント方法を登録年ベースに変更したことにより、数値を修正しました。