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製品包装とプラスチック

マネジメント情報

事業活動との関わり

不二製油グループでは、BtoBという事業特性上、油脂などをはじめとした多くの製品を、タンクローリー、1トンコンテナ、ドラム缶などによりバルク(大容量)輸送で納品しています。他方で、チョコレートやクリーム、固形油脂など一部の製品においては、外装をダンボール箱とし、その内装材にプラスチック製包装材を使用しています。環境負荷を最小限にとどめるため、包装資材およびプラスチック削減の取り組みは大切だと考えています。

考え方

2022年、世界各国が参加した国連環境総会で、プラスチック汚染に関する法的拘束力のある国際約束を作る政府間交渉をすることが決議されました。また、2023年に広島で開かれたG7サミットで各国首脳が合意した文書には、「2040年までに追加的なプラスチック汚染をゼロにする」と記載されるなど、プラスチック汚染に対する注目度は高まっています。包装材には、主に食品安全上の品質保持、品質劣化防止、製品情報の提供という3つの役割があります。資源の枯渇やプラスチックごみによる海洋汚染などが危惧される中で、こうした役割を担保した上で、プラスチック製包装材のリデュース(薄膜化、軽量化、循環可能な材質への置換)、リユース、リサイクルによるプラスチック使用の削減に努めます。

推進体制

グループ各社で取り組みを推進しています。不二製油グループ全体の包装材削減のため、当社グループの活動に関する情報収集、グループ間での情報共有などを進めています。

具体的な取り組み

削減活動

2022年度の製品包装とプラスチック削減活動の一例は以下のとおりです。

  • 不二製油(株)では、製品ラベルにおけるプラスチック削減のため、ダンボール製品への直接印字を進めています。また、一部製品では環境負荷の低いバイオポリ配合ラミネートフィルムの使用を開始しました。
  • フジ オイル ガーナから排出されるプラスチック廃棄物は主に飲料ペットボトルであることから、その削減のため、ウォーターサーバーを設置しました。
  • 天津不二蛋白有限公司(中国)では、生産管理を徹底することで包装不良品の削減に努めました。
  • ISOタンクやフレコンバッグによるバルク輸送も行うことで、包装材の使用低減に寄与しています。