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サステナビリティ

環境マネジメント

目標

環境ビジョン2020

不二製油グループは、2010年度に「不二グループ環境ビジョン2020」を策定し、基準年対比で2020年度のCO2排出量・給排水量をそれぞれ20%削減する目標を設定し、環境保全活動を推進しています。

不二グループ環境ビジョン2020

スクロール

国内グループ 
地球温暖化防止  CO2排出量 2020年20%低減(基準年対比)
水資源の保全  給排水量 2020年20%低減(基準年対比)
資源リサイクル  再資源化率2020年99.8%以上
地球緑化、生物多様性への積極的取り組み

*基準年:2003~2005年平均値(東京都方式)

スクロール

海外グループ
地球温暖化防止  CO2排出量 2020年20%低減(基準年対比)

*基準年:2006年

進捗

国内グループ会社における2017年度実績は、基準年対比でCO2排出量は9.8%、給水量は20.7%、排水量は20.4%削減となりました。給水量と排水量の削減においては環境ビジョン2020での目標を達成しました。引き続き、日常の省エネ活動や給排水の削減に努めます。再資源化率は99.96%となり高いレベルで維持しています。
海外でのCO2排出量は、基準年対比では33.2%削減となり、海外における環境目標を上回っています。

新環境ビジョン2030の策定

不二製油グループは、2030年を目標年にした「環境ビジョン2030」を新たに策定します。1. CO2排出量削減、2. 水使用量削減、3. 廃棄物削減、の3項目について策定し、グループ全社に適用します。2017年度は、1. CO2排出量削減について検討・策定を行いました。

CO2排出量削減

パリ協定以降、地球温暖化・気候変動防止の取り組みが活発化しています。当社グループにおいても、さらに積極的な取り組みを進めることで、地球温暖化防止に寄与します。新環境ビジョン2030の策定にあたり、産業革命時期比の気温上昇を2℃未満に維持することを目標としたSBT(Science Based Targets)の考え方に沿って検討しました。その結果、新環境ビジョン2030として、「基準年の2016年対比で、目標年である2030年に24%削減」をCO2排出量削減目標に定めました。2018年6月にはSBTへコミットメントレターを提出いたしました。2年以内にSBT認定を取得することを目指しています。

水使用量および廃棄物の削減

2018年度は引き続き「環境ビジョン2020」を踏襲します。2018年度中に全グループ会社の現状把握を進め、新たな目標を「環境ビジョン2030」として策定する計画です。

推進体制

グループ環境マネジメント体制

不二製油グループでは、グループ憲法において「安全と品質、環境」を全従業員が行動する上で持つべき価値観として表明し、そのもとで「環境基本方針」を定め、事業活動における実行と環境への意識向上活動をグループ全体で推進しています。グローバルな視点に立った安全・品質・環境レベルの向上に責任をもつCQO(最高品質責任者)を不二製油グループ本社に新たに設置しました。環境基本方針を事業活動に落とし込むため、引き続き、環境取り組みに関する監査・モニタリングをグループ横断的に行っていきます。

教育・啓発活動

安全・品質・環境会議の様子
安全・品質・環境会議の様子

不二製油グループは「安全と品質、環境」意識の啓発、情報交換および意見交換によるグループ各社のレベルアップを目的に、国内外で安全・品質・環境会議を開催しています。2017年10月に不二(中国)投資で開かれた同会議では、中国のグループ会社7社が参加しました。同会議では、工場長や生産部長を中心に、安全衛生・品質保証・環境・保全の担当者が一堂に参集します。
グループ各社からは、前年度に取り組んだ活動とその結果、今後の課題などの報告に加え、発生した労働災害などについても情報を共有しました。そのほか、グループ方針徹底の目的で、不二製油グループ本社から「安全・品質・環境に関するグループ方針」の説明や、新環境ビジョンの策定についての説明会が行われました。
今後も、これらのエリアでの会議を定期的に開催し、グループ一丸となって「安全と品質、環境」という価値観のグループ全体での共有化をさらに進めていきます。

トピックス「従業員へのインセンティブ」
事業活動を通じて社会に貢献する優れた取り組みを行った部門・グループ会社を評価する目的で、2016年度以降、表彰制度「経営賞」の中に「安全品質環境の部」を設けています。年1回、グループ会社の中から優秀な結果を残した会社および部門を表彰しています。

ISO14001認証の取得

不二製油グループでは、生産活動に伴う環境負荷をより厳密に管理するため、生産拠点・グループ会社が環境マネジメントの国際規格であるISO14001:2015年版の認証を取得しています。
2000年9月に、グループ国内生産量の85%を担う不二製油(株)阪南事業所が認証を取得したことをはじめ、2010年12月までに国内生産全6工場と研究所で認証取得を完了しました。

最新のISO14001取得状況は下記ウェブサイトをご覧ください。

https://www.fujioilholdings.com/about/authen/iso14001/

環境監査

安全・品質・環境に関する監査の概況

不二製油グループでは、グループ各社の生産管理向上を目的として、「安全品質環境基本方針」において制定された内容に従い、安全・品質・環境の内部監査を実施しています。
監査はチェックするだけでなく、なぜそれが重要なのかを説明しながら進めています。監査を通じてグループ各社の取り組みを検証、評価・助言することにより、労働安全・品質・環境保全に関わる事故の防止と生産性の改善・向上を図っていきます。

環境監査

国内グループ会社では、生産拠点を含む各部署を対象に「内部環境監査」を毎年実施し、環境関連法規制への対応状況などを確認しています。これに加え、毎年ISO外部認証機関による「外部審査」を受けています。
2017年度は、国内グループ会社56の部署が「内部環境監査」および「外部審査」を受審しました。ともに不適合は指摘されませんでした。また、海外13拠点にて「内部環境監査」を実施しました。
今後も、これらの監査を継続するとともに、監査システムのスリム化や手順書の見直し、現場改善に継続的に取り組んでいきます。

環境に関する重大な違反および措置

2017年度、不二製油グループにおいて環境分野に関する重大な違反はありませんでした。

外部からの評価

「平成29年度 おおさかストップ温暖化賞 特別賞」の受賞

表彰式の様子
表彰式の様子

2017年12月、不二製油(株)は「平成29年度 おおさかストップ温暖化賞 特別賞」を受賞しました。この賞は、大阪府が事業活動で排出される温室効果ガスの抑制などについて、特に優れた取り組みをした事業者を表彰するものです。不二製油(株)の積極的な設備導入や運用改善により、平成28年度温室効果ガス排出量について前年比1.3%の削減率を達成していることが評価され、受賞に至りました。

日本での省エネ法に関連する評価および税制優遇

不二製油(株)は、日本における「エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)」の特定事業者および特定連鎖化事業者を対象とした定期報告書に基づく「事業者クラス分け評価制度」において、2015年度から2017年度まで、3年連続で最高位の評価である「S評価」を受けました。
また、不二製油(株)は、日本での平成30年度税制改正にて創設された「省エネ再エネ高度化投資促進税制」のうち「省エネ促進税制」について税制措置を受けることができる対象事業所となりました。この税制措置は、対象期間内に省エネ法の中長期計画書に記載した対象設備を新たに取得等して事業用に供した場合に、特別償却等の税制優遇を受けられるものです。

データ

環境監査(内部環境監査、外部審査)の実績 (国内グループ)

(単位:部署)

スクロール

  内部環境監査 外部審査
2013年度 不適合 0 0
観察事項 59 2
2014年度 不適合 0 0
観察事項 79 6
2015年度 不適合 0 0
観察事項 67 6
2016年度 不適合 0 0
観察事項 54 8
2017年度 不適合 0 0
観察事項 26 5

*56部署の監査を実施(うち23部署は書類審査)

環境負荷の全体像(INPUT/OUTPUT)

不二製油グループでは、事業活動に伴って発生する環境負荷を低減するため、原材料の調達から生産、物流における資材・エネルギーの投入量(INPUT)、廃棄物等の排出量(OUTPUT)を把握し、分析しています。

国内グループ会社の事業活動に伴う環境負荷の全体像

国内グループ会社の事業活動に伴う環境負荷の全体像

環境会計

環境会計は環境省「環境会計ガイドライン2005年度版」に準拠して、環境保全に要したコストとその効果を集計しました。

集計対象

不二製油株式会社(単独)

対象期間

2017年4月~2018年3月

算定方法

投資額:投資目的の50%以上が環境保全であるものは、全額環境投資とみなしました。
減価償却費:投資目的の50%以上が環境保全であるものを過去6年間にさかのぼり、一律10年間の定率償却としました。
直接把握が可能な費用については、原則として全額を集計しました。直接把握が困難な費用については、実態に即した比率で按分計算し、集計しました。
環境保全対策に伴う経済効果については、把握可能な効果のみを集計しました。

環境保全コスト

(単位:百万円)

スクロール

分類 主な取り組み事例 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度
環境
投資額
費用額 環境
投資額
費用額 環境
投資額
費用額 環境
投資額
費用額 環境
投資額
費用額
事業エリア内コスト   108 930 108 991 360 908 401 1,202 846 1,313
内訳   (1) 公害防止コスト 15.9 358 36.6 353 67 351 67 407 352 420
(2) 地球環境保全コスト 16.1 260 54.2 326 271 223 287 374 486 486
(3) 資源循環コスト 76.5 311 16.9 312 22 334 47 422 8 407
上・下流コスト 段ボールレス化設備の導入、グリーン購入費差など 78 18 118 35 1 27 0 3 0 3
管理活動コスト ISO14001マネジメントシステムの構築、維持、社員教育、環境報告書作成費など 239 248 238 0 236 0 236
研究開発コスト 資源の高度利用研究など 147 142 139 0 142 0 130
社会活動コスト 工場周辺清掃活動、環境保全などを行う団体への支援など 3.44 4.07 3.65 0 3.51 0 3.51
環境損害対応コスト 汚染負荷量賦課金 7.85 8.13 7.27 0 5.93 0 5.93
合計 187 1,345 226 1,429 361 1,323 401 1,593 846 1,691

環境保全効果

*換算係数等、集計範囲の見直しにより2013年~のデータを変更しています。

スクロール

環境保全効果の分類 環境パフォーマンス指標 単位 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度
事業活動に投入する資源に関する環境保全効果 エネルギー使用量原単位 L/t 174.9 158.7 153.4 149.1 152
給水量 千m3 2,870 2,759 2,845 2,859 2,713
給水量原単位 m3/t 5.69 5.16 5.16 4.90 4.83
事業活動から排出する環境負荷および廃棄物に関する環境保全効果 CO2排出量原単位 kg- CO2 /t 342 309 300 291 299
排水量 千m3 2,058 1,993 2,073 2,069 1,969
排水量原単位 m3/t 4.05 3.73 3.60 3.54 3.51
廃棄物排出量 /t 18,543 18,456 18,439 19,850 18,529
廃棄物排出量原単位 kg/t 65.1 21.7 12.4 17.0 33.0
事業活動から産出する財・サービスに関する環境保全効果 廃棄物再資源化率 % 99.97 99.96 99.97 99.94 99.96

*エネルギーの換算係数など、集計方法の見直しにより、前年報告値と異なっているところがあります。

環境保全対策に伴う経済効果

(単位:百万円)

スクロール

環境保全効果の分類 効果の内容 金額
2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度
収益 廃棄物再資源化による有価物の売却益
(おから、廃油、廃段ボール売却)
17 18 20 21 14
費用節減 廃棄物の削減によるコストダウン 160 173 176 156 164
合計 177 191 196 177 177

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