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決算

不二製油グループ本社

2016年3月期 第2四半期 決算

2015年11月6日

(注)本決算中の金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。

2016年3月期 第2四半期 決算を11月6日(金)午後、東京証券取引所記者クラブで発表いたしました。概要は次の通りです。詳細は決算短信(PDF)をご覧ください。

2016年3月期第2四半期の連結業績(2015年4月1日~2015年9月30日)

連結経営成績(累計)

(%表示は、対前年同四半期増減率)

  売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する
四半期純利益
百万円 (%) 百万円 (%) 百万円 (%) 百万円 (%)
2016年 3月期
第2四半期
134,098 4.7 6,436 0.2 5,926 △7.5 3,622 △22.7
2015年 3月期
第2四半期
128,115 8.0 6,421 △0.2 6,403 0.5 4,684 20.3

(注) 包括利益 2016年3月期第2四半期 2,489百万円( △48.1%)  2015年3月期第2四半期4,801百万円( △46.2%)

2016年3月期第2四半期の概況

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府や日本銀行による金融・財政政策の効果を背景にして穏やかな回復基調が続いております。一方、海外では、中国や新興国経済の成長鈍化、米国の利上げ観測等の金融政策による影響が意識され、また、世界的な景気の減速懸念が広がり、先行き不透明な状況が続いております。
 当社グループを取り巻く国内食品業界では、円安状態の継続により原材料価格が高止まりし、依然として厳しい事業環境が続きました。
 この様な状況の中、当社グループはローリング中期経営計画「ルネサンス不二2017」(2015年4月~2018年3月)において、「グローバル経営の推進・加速」「技術経営の推進・加速」「サステナブル経営の推進・加速」を基本方針として、成長戦略、収益構造改革、サプライチェーンの構築により事業体質の強化を図り、顧客ニーズに即した製品開発、高機能素材の供給に取り組んでまいりました。
 以上の結果、当第2四半期連結累計期間における連結業績は、売上高は1,340億98百万円(前年同期比4.7%増)、営業利益は64億36百万円(前年同期比0.2%増)、経常利益は59億26百万円(前年同期比7.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は36億22百万円(前年同期比22.7%減)となりました。

セグメントの業績を示すと、次の通りであります。

油脂部門

 国内では、フライ油・製菓用油脂などのヤシ油・パーム油・チョコレート用油脂の販売数量は堅調に推移しましたが、利益面では販売価格の低下や経費増加等により、減益となりました。
 海外では、原料相場下落に伴い販売価格が低下する面はありましたが、主に米州で販売が伸長したことや、円安による円換算額の増加も寄与し、増収となりました。利益面では欧州での減益等により、海外全体では減益となりました。
 以上の結果、当部門の売上高は519億89百万円(前年同期比4.9%増)、セグメント利益(営業利益)は22億68百万円(前年同期比15.3%減)となりました。

製菓・製パン素材部門

 国内では、チョコレートは、主にスイートチョコレート類が伸長したことにより増収となりました。クリーム・調製品は減収、マーガリン・ショートニング・フィリング類は増収となり、国内の当部門売上高は増収となりました。利益面では、原材料価格の上昇の中、販売の伸長および販売価格改定の効果により、増益となりました。
 海外では、チョコレート・クリーム・マーガリン・フィリング類は、順調に伸長し増収となりました。利益面では、ブラジルの連結子会社ハラルド社の株式取得関連費用の計上を行ったことによる経費増加があり、減益となりました。
 以上の結果、当部門の売上高は617億10百万円(前年同期比4.4%増)、セグメント利益(営業利益)は35億52百万円(前年同期比2.5%増)となりました。

大豆たん白部門

 大豆たん白素材は、食肉・水産向けが減少しましたが、健康食品・惣菜・加工食品向けで伸長し増収となりました。大豆たん白機能剤は、飲料用途が伸長し増収となりました。大豆たん白食品は、即席麺・給食・水産市場向けが減収となりました。豆乳は、豆乳飲料など順調に推移し増収となりました。これにより当部門全体は増収となりました。利益面では、販売の伸長による利益増加や経費削減等により、増益となりました。
 以上の結果、当部門の売上高は203億98百万円(前年同期比4.9%増)、セグメント利益(営業利益)は6億15百万円(前年同期比123.3%増)となりました。

2016年3月期の連結業績予想(2015年4月1日~2016年3月31日)

最近の業績動向を踏まえ、2015年5月8日発表の業績予想を下記の通り修正いたします。

  売上高 営業利益 経常利益 親会社株主
に帰属する
当期純利益
1株当たり
当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想(A) 300,000 16,000 15,600 10,000 116. 33
今回発表予想(B) 300,000 16,000 14,400 9,500 110. 52
増減額(B-A) △1,200 △500
増減率(%) △7.7 △5.0
(ご参考)前期実績
(2015年3月期)
271,903 14,211 13,405 9,330 108. 55
  • 連結業績予想に関する定性的情報
     通期の業績において、販売拡販、販売価格改定およびコストダウン等を推進しており、売上高および営業利益は前回予想から変更ございません。しかし、新興国等の通貨安により、当社グループの保有する外貨建て債権債務(外貨建て貸付金や借入金等)から生じる為替評価損等により経常収支が低下することを予想しております。
     これにより経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、前回予想を下回る見込みであります。
  • 上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであります。
     実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。

以上