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決算

不二製油グループ本社

2012年3月期 決算

2012月5月8日

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(注)本決算中の金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。

2012年3月期 決算を5月8日(火)午後、東京および大阪証券取引所記者クラブで発表いたしました。概要は次の通りです。詳細は決算短信(PDF)をご覧ください。

2012年3月期の連結業績 (2011年4月1日~2012年3月31日)

連結経営成績(累計)

(%表示は対前期増減率)

  売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 (%) 百万円 (%) 百万円 (%) 百万円 (%)
2012年 3月期 236,594 6.2 12,983 △21.7 13,017 △19.9 8,290 △15.3
2011年 3月期 222,714 4.4 16,590 △7.6 16,243 △6.5 9,783 △8.8

(注) 包括利益 2012 年3 月期 7,410 百万円 ( 10.6%)  2011 年3 月期 6,701 百万円 ( △46.1%)

2012年3月期の概況

 当連結会計年度におけるわが国経済は、東日本大震災の復興に向けた回復の兆しが見られましたが、原子力発電所の稼動停止に伴う電力不足や放射性物質問題が長期化しており、円高・デフレ基調の長期化・貿易収支の悪化・雇用環境の低迷と相まって厳しい状況が続きました。また海外では欧州の金融・財政不安が長期化の様相を見せており、タイの洪水被害が発生するなど、国内外で不透明な経済情勢が続きました。
 当社グループを取り巻く食品業界でも、消費者の節約志向・低価格志向は依然強く、また、主要原料価格や燃料価格が引き続いて高値で推移するなど、厳しい事業環境が続きました。この様な状況の中、当社グループは新中期経営計画「Global&Quality 2013」を掲げ、「グローバル経営の推進」「技術経営の推進」「サステナブル経営の推進」を方針として、顧客ニーズに即した製品開発、高機能素材の供給、生産コストの削減に取り組んでまいりました。
 以上の結果、当連結会計年度における業績は、売上高は2,365億94百万円(前期比6.2%増)、営業利益は129億83百万円(前期比21.7%減)、経常利益は130億17百万円(前期比19.9%減)、当期純利益は82億90百万円(前期比15.3%減)となりました。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

油脂部門

 国内では、主要原料価格の上昇によりチョコレート用油脂の採算は悪化しましたが、ヤシ油・パーム油・フライ用油脂の販売が好調に推移し、増収・増益となりました。
 海外では、原料価格が高値で推移してパーム油の売上高は前年を上回りましたが、ココアバター相場の影響を受けてチョコレート用油脂の販売価格が下落して採算が悪化し、全体では増収・減益となりました。
 以上の結果、当部門の売上高は992億17百万円(前期比10.7%増)、セグメント利益(営業利益)は39億42百万円(前期比39.8%減)となりました。

製菓・製パン素材部門

 国内では、業務用チョコレートは、カラーチョコの販売が減少し減収となりました。マーガリン・ショートニングは、パン用が増加し増収となりましたが、原料価格の上昇によりクリーム・マーガリンの採算は悪化しました。製菓・製パン素材輸入販売は、粉乳調製品・ココア調製品・バター調製品が増加し、増収となりました。同部門の国内全体は、増収・減益となりました。
 海外では、業務用チョコレート、マーガリンの中国・東南アジアでの販売が好調に推移して売上高は前年を上回りましたが、原料価格上昇により採算が悪化し減益となりました。
 以上の結果、当部門の売上高は1,007億37百万円(前期比5.2%増)、セグメント利益(営業利益)は70億15百万円(前期比14.4%減)となりました。

大豆たん白部門

 大豆たん白素材は、冷食・惣菜用途、加工食品用途が増加しましたが、米国ソレイ社との合弁解消により水産用途、健康食品用途の売上高が減少し、減収となりました。
 大豆たん白機能剤は、発酵培地用途と輸出が増加しましたが、飲料・麺・米飯用途が減少し、減収となりました。
 大豆たん白食品は、即席麺市場・弁当給食市場向けが増加し、増収となりました。
 豆乳の売上高は前年を上回り、利益面でも改善しました。
 以上の結果、当部門の売上高は366億40百万円(前期比1.9%減)、セグメント利益(営業利益)は20億24百万円(前期比9.7%増)となりました。

2013年3月期の連結業績予想(2012年4月1日~2013年3月31日)

(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)

  売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 1株当たり
当期純利益
百万円 (%) 百万円 (%) 百万円 (%) 百万円 (%) 円 銭
第2四半期(累計) 116,400 △0.1 6,200 3.1 6,000 1.7 3,800 △4.0 44. 21
通期 248,500 5.0 15,500 19.4 15,000 15.2 9,300 12.2 108. 19

 食品業界を取り巻く環境は、デフレ基調の長期化や国内景気の低迷、また主要原材料価格や燃料価格が高値で推移するなど、引き続き厳しい経営環境になると予想されます。
 この様な状況下、当社グループは、二つとない技術力、海外力で競争優位を築き、グローバルに成長を果す企業グループを目指し、中期経営計画「Global&Quality 2013」(2011年4月~2014年3月)を策定しております。
 本年は2年目を迎え、グローバルに質的成長を図るため変化への対応を加速する年度と位置付け、
・「グローバル経営の推進」
・「技術経営の推進」
・「サステナブル経営の推進」
という基本方針のもと、事業を取り巻く環境が変化する中、グローバル企業として競争に勝ち残る規模と収益、価値を確保してまいります。
 通期の業績数値は、売上高2,485億円(5.0%増)、営業利益155億円(19.4%増)、経常利益150億円(15.2%増)、当期純利益93億円(12.2%増)を見込んでおります。

  • 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
    本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したも のであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想値と異なる場合があります。

以上