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決算

不二製油グループ本社

2001年9月 中間決算発表

2001月11月15日

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(注)本決算中の金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。

2002年3月期 中間決算(2001年9月中間期)を11月15日午後、東京および大阪証券記者クラブで発表いたしました。概要は以下の通りです。

≪経営成績≫

当中間期は国内需要が依然として停滞する中、デフレによる低価格競争もあり、厳しい環境で推移いたしましたが、新製品を中心とする積極的な提案型営業とコストダウン等により、増収、増益となりました。
引き続き不二グループは、「安全・品質・環境」を守ることを経営の前提とし、「食品を主に」「製造業を主に」「コモディティ(汎用品)ではなくスペシャリティを」「中間材を主に最終製品も」「ニッチでもよいグローバルに」「ハード(製品)ソフト(使用/活用の具体策)合わせた提案型営業で」を経営の基本方針として、2002年までの中期経営計画「21世紀新たな成長にチャレンジ」をスローガンに「中国・アジア市場での販売拡大」「大豆関連製品の販売拡大」などの具体的課題を掲げ、不二グループ全体で新たな成長・創業に取り組んでおります。
国内では、関東の拠点としての「関東チョコレート工場」「たん白食品つくば工場」が本年8月より本格稼動し、順調に生産を開始しております。
海外では、中国・アジア地域での生産・販売の拡大を目指し、グループ会社を中心に計画通り進めております。

2002年3月期中間期の業績(2001年4月1日~2001年9月30日)

(1)連結経営成績

  売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 (前年比) 百万円 (前年比) 百万円 (前年比) 百万円 (前年比)
2001年
9月期
70,622 105% 5,566 104% 5,265 106% 2,209 163%
2000年
9月期
67,425 - 5,330 - 4,967 - 1,352 -

(2)単体経営成績

  売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 (前年比) 百万円 (前年比) 百万円 (前年比) 百万円 (前年比)
2001年
9月期
46,447 102% 4,559 96% 4,471 98% 1,993 662%
2000年
9月期
45,495 101% 4,744 156% 4,543 156% 301 17%

当中間期の1株当たり配当金は6円で1円増配(前中間期は5円)。

2002年3月期(通期)の業績見通し

  売上高 経常利益 当期純利益
百万円 (前年比) 百万円 (前年比) 百万円 (前年比)
連結 150,000 105% 11,500 100% 6,000 163%
単体 99,000 103% 9,500 86% 5,000 799%

1株当たり年間配当金は12円(2円増配)。

≪営業の概況≫

製菓・製パン材料、機能性油脂等スペシャリティ製品を中心に好調に推移し、連結・単体ともに売上高は増加いたしました。

利益面では、国内需要が依然として停滞する中、デフレによる低価格競争もあり、経常利益は連結では前年実績を上回ったものの、単体では下回りました。

連結の中間純利益は、前中間期に特別損失に計上した退職給付に関する会計基準変更時差異18億円が無くなったこともあり、大幅な増益となりました。

単体の中間利益は、前中間期に特別損失に計上した退職給付に関する不足額17億円、連結会社の株式評価損19億円が無くなったこと等により、連結同様大幅な増益となりました。

≪部門別概況≫

油脂部門

国内では、長引く不況と原料安によるデフレムードが強まる中、採算面では苦しみましたが、新製品を中心した提案型営業、販売促進活動が功を奏し、機能性油脂・フライ用油脂・加工油脂等のスペシャリティ製品を主として販売数量を伸ばすことができました。
海外では、シンガポール、マレーシアのグループ会社のスペシャリティ製品が好調に推移し、中国のグループ会社が好調な中国国内の需要を背景に大幅な増益となりました。苦戦が続いておりましたアメリカ・ベルギーのグループ会社は、大幅な収益改善となりました。

食品部門

製菓・製パン用の各種素材チョコレートは期を通じて概ね順調に推移しました。
各種素材クリーム・チーズ・マーガリン等は、お客様のニーズにマッチした品揃えの充実と品質面での迅速な対応等により、引き続き好調に推移しました。
シンガポールのグループ会社で生産しております製菓用調製品、ベシャメルソースベース等は用途毎の新製品開発が進み、好調に伸張しました。

食品部門

大豆たん白食品「惣菜製品」「ハンバーグ」「がんも」「きんちゃく・しのだ」等は低価格傾向の中で苦戦しましたが、家庭用は前年を上回りました。国内グループ会社は競争激化により売上が減少し、採算面で前年同期を下回りました。
大豆たん白素材は、新製品と提案型営業により、ハム・ソーセージ市場を中心に、順調に推移しました。中国のグループ会社は増産設備も稼動し、引き続き好調に推移しました。
「おから」から抽出する「水溶性大豆多糖類」は、食品機能剤として海外の飲料市場、国内の米飯市場を中心に伸長し、順調に推移しました。
「大豆ペプチド」はアミノ酸に対する関心の高まりにも支えられ、健康食品・スポーツ市場に大きく販売数量を伸ばしました。

以上