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不二製油グループ本社

クリーム新工場が竣工

1999月6月9日

このほど1970年から稼動していましたクリーム類の工場を閉鎖し、新たにHACCP、ISO 9001等国際基準に対応した最新鋭の新工場を建設、稼動を立ち上げました。


この新工場は
1. 新技術による新製品、新市場の開発
 1) 無菌高粘度乳化製品を生産できる。
          ⇒「無菌手作り風カスタードクリーム(冷凍可能)」新開発。

   (1) 卵、乳製品を多量に含む高粘度乳化物を殺菌する技術を確立しました。
   (2) O/W技術に澱粉、たん白質を加えることによりボデー性を附加しました。
   (3) 油脂とボデー材の機能により従来にない食感、機能を確立しました。

2) 特殊な油脂の機能を利用し天然では得られない機能、風味を持つ新製品も製造しています。

  (1)チョコレート用油脂を使用した油分25%のホイップクリーム
           ………ライトトッピングSV、レジェール
       (2)無添加ホイップクリーム………………シェフィール

  (3)ホイップできるチーズ素材……………クヴァールレヤー、クヴァールリッチ

2. HACCP対応設備、最新の殺菌、洗浄ラインの導入、NASAクラスの高度清浄環境
 による製品の安全性向上とコストダウンを果たしました。

  ※ 殺菌条件の連続記録と条件範囲外時の完全自動排出
  ※ 清浄度による製造室の区画        NASAクラス高度清浄・室内揚圧 (+10mm)から通常外気まで
※ 全館ドライフロアー化と排水溝の排除
※ スケジューラーエンジンによる工程生産計画管理
※ 中央コンピューター制御による生産管理とデーター自動収集コンピューターによる作業記録保存など。

当社のクリーム事業は1970年に当時の阪南工場に世界ではじめてホイップクリームを無菌充填する設備を新設し、フジサニートッピングブランドのロングライフクリームを製造、発売しました。
 当時は生クリームは賞味期間は2-3日と短く流通も生産工場から日配できる範囲に限られていました。そのような状況でロングライフのフジサニートッピングは全国に流通が可能となり、洋菓子のデコレーションの中心であったバタークリームが生クリームタイプへと大きく転換しました。
 市場の拡大とともに能力の増大と関東圏の市場対応のために1994年に関東工場(茨城県岩間町)を建設。
 さらにこの関東工場の最新の技術、生産ノウハウをベースに今回阪南事業所に新たに新工場を建設したものです。

以上

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